穏やかな秋晴れのもと、久しぶりの災害ボランティアに参加してきました。
病院通いのため自宅に帰る3日ほど前に、ボラ仲間の「まなみ組長」から出動命令がきちゃいました。
帰る日程を繰り上げて、車検引き取りを早めて、茨城県大子町に向かいましたよ。

1か月経った社協のボラセンは縮小方向に向かっているようです。
ですが、水害ノウハウをもった人が少なく十分には行き届いていないようです。
なので、組長はじめオープンジャパンの一部などノウハウを持ったグループが奮闘していました。
さらに、本家本元の「通りすがりのひま人」さんにも遭遇してしまいましたぁ。ベテラン職人さんです。

こんかいの出動依頼は、床上げ経験者がいないので、現場で指導してほしい、というものです。
まずはこの3人組です。一通り説明して実際の作業を見てもらいます。30分くらい。
あとは、各自に作業をしてもらい、それをチェックしながらの個別指導です。1時間くらいでマスターしちゃいますね。

その後、経験者が一人きました。和室の床上げと、フローリンを丸ノコで窓開け(通風孔)をやってもらいました。

5人目は消防団員さん。1時間くらい空いたそうで飛び入り参加です。

この人、昔の軍隊調?のデッカイ声で、一言いうたびに「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」返事する人なのです。
「これを・・・ハイ!」「こうして・・・ハイ!」「こういうふうに・・・ハイ!」「こうすると・・・ハイ!」「こうなります・・・ハイ!」
「わかりましたか・・・ハイ!」「じゃ、やって!ハイ!」って、調子です。
「ハイハイうるさいねええぇ・・・ハイ!」「最後にわかった時だけにして・・・ハイ!」ま、なんも変わりませんでしたぁ。
でも物覚えは早かったですよ。こんどの週末はまる1日実習しますと言ってました。はい!
大きな開口部です。この下に、縦横深さ2mくらいのコンクリートの空間がありました。なんのためかわからないそうです。
水が一杯に溜まっていたので水中ポンプで抜いてもらいました。

階段下の空間です。物が入ったまま、密閉されていました。カビだらけです。

築100年というこの家は、1.5mくらいの浸水でした。
内壁は5mmくらいのプリント合板が貼ってあり、断熱材はありません。合板はぷよぷよになるので、剥がしました。
内側は同様にカビだらけになってました。
泥の量は1~2cm程度です。手でつかめる程度に乾燥してました。
こんかいの実践講習は、家主さんの了解をもらっています。
和室の下板再利用という前提です。廃棄の場合も同様ですがね。元の位置に戻すための番号付けの有無くらいです。
この実習は効果がありますね。現物で何時間も作業するわけですから身に付きますよ。こんごも続けてくれればね。
基本は釘抜きとバールでのあおり剥がしです。釘抜きはすぐにできますね。
でも50センチ長くらいのバールの2本使いが難しかったようです。
バールは先の方が少し曲がっています。作用点、支点、力点を説明するのですが、曲がりのところの支点の当て方がうまく出来ないのです。
それとバールの先端(作用点)を釘の根元に近づけることです。遠いと板が割れてしまいます。
床下には下りないで、床上からの作業か、足場板を確保しての作業の仕方。
1枚剥がした直後の、板の釘抜き、根太に残った釘抜き、または叩き込み。バールなどでなでてのチェック。
これらはすぐにやらないと忘れてしまい、引っ掛け転倒などの事故の原因になりますからね。
これらも2~3時間でほぼマスターしてましたよ。人によってレベル差はありますがぁ・・・。
床上げ認定者が5人も増えたので、ボクの出番はなくなるでしょうね。感謝、期待!
※ところで、実は、この土日の2日間、リウマチ性多発筋痛症が再発してしまったのです。
前日の長距離運転の疲れのせいなのか、夕方の薬の飲み忘れのせいなのか、全身痛でヨタヨタしてましたぁ。
たっしゃなのは口だけ。みなさん、よくカバーしてくれましたよ。感謝!
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<オマケ>
この家の2軒隣で、4軒消失の火災が前日にありました。
復旧後の災難でした。漏電かも?という噂も。この家も部分的にしか通電できてませんでした。

病院通いのため自宅に帰る3日ほど前に、ボラ仲間の「まなみ組長」から出動命令がきちゃいました。
帰る日程を繰り上げて、車検引き取りを早めて、茨城県大子町に向かいましたよ。

1か月経った社協のボラセンは縮小方向に向かっているようです。
ですが、水害ノウハウをもった人が少なく十分には行き届いていないようです。
なので、組長はじめオープンジャパンの一部などノウハウを持ったグループが奮闘していました。
さらに、本家本元の「通りすがりのひま人」さんにも遭遇してしまいましたぁ。ベテラン職人さんです。

こんかいの出動依頼は、床上げ経験者がいないので、現場で指導してほしい、というものです。
まずはこの3人組です。一通り説明して実際の作業を見てもらいます。30分くらい。
あとは、各自に作業をしてもらい、それをチェックしながらの個別指導です。1時間くらいでマスターしちゃいますね。

その後、経験者が一人きました。和室の床上げと、フローリンを丸ノコで窓開け(通風孔)をやってもらいました。

5人目は消防団員さん。1時間くらい空いたそうで飛び入り参加です。

この人、昔の軍隊調?のデッカイ声で、一言いうたびに「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」返事する人なのです。
「これを・・・ハイ!」「こうして・・・ハイ!」「こういうふうに・・・ハイ!」「こうすると・・・ハイ!」「こうなります・・・ハイ!」
「わかりましたか・・・ハイ!」「じゃ、やって!ハイ!」って、調子です。
「ハイハイうるさいねええぇ・・・ハイ!」「最後にわかった時だけにして・・・ハイ!」ま、なんも変わりませんでしたぁ。
でも物覚えは早かったですよ。こんどの週末はまる1日実習しますと言ってました。はい!
大きな開口部です。この下に、縦横深さ2mくらいのコンクリートの空間がありました。なんのためかわからないそうです。
水が一杯に溜まっていたので水中ポンプで抜いてもらいました。

階段下の空間です。物が入ったまま、密閉されていました。カビだらけです。

築100年というこの家は、1.5mくらいの浸水でした。
内壁は5mmくらいのプリント合板が貼ってあり、断熱材はありません。合板はぷよぷよになるので、剥がしました。
内側は同様にカビだらけになってました。
泥の量は1~2cm程度です。手でつかめる程度に乾燥してました。
こんかいの実践講習は、家主さんの了解をもらっています。
和室の下板再利用という前提です。廃棄の場合も同様ですがね。元の位置に戻すための番号付けの有無くらいです。
この実習は効果がありますね。現物で何時間も作業するわけですから身に付きますよ。こんごも続けてくれればね。
基本は釘抜きとバールでのあおり剥がしです。釘抜きはすぐにできますね。
でも50センチ長くらいのバールの2本使いが難しかったようです。
バールは先の方が少し曲がっています。作用点、支点、力点を説明するのですが、曲がりのところの支点の当て方がうまく出来ないのです。
それとバールの先端(作用点)を釘の根元に近づけることです。遠いと板が割れてしまいます。
床下には下りないで、床上からの作業か、足場板を確保しての作業の仕方。
1枚剥がした直後の、板の釘抜き、根太に残った釘抜き、または叩き込み。バールなどでなでてのチェック。
これらはすぐにやらないと忘れてしまい、引っ掛け転倒などの事故の原因になりますからね。
これらも2~3時間でほぼマスターしてましたよ。人によってレベル差はありますがぁ・・・。
床上げ認定者が5人も増えたので、ボクの出番はなくなるでしょうね。感謝、期待!
※ところで、実は、この土日の2日間、リウマチ性多発筋痛症が再発してしまったのです。
前日の長距離運転の疲れのせいなのか、夕方の薬の飲み忘れのせいなのか、全身痛でヨタヨタしてましたぁ。
たっしゃなのは口だけ。みなさん、よくカバーしてくれましたよ。感謝!


<オマケ>
この家の2軒隣で、4軒消失の火災が前日にありました。
復旧後の災難でした。漏電かも?という噂も。この家も部分的にしか通電できてませんでした。

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最終更新日 : 2019-11-12