★自然の丸太を積み上げるハンドカット・ログハウスをセルフビルドするためのワンポイント・ノウハウです。
丸太はほとんどが曲がって(反って)います。この曲がり方によって丸太の置き方(上下左右)が決まります。
今回は、丸太の曲がりの見かたです。簡単なようですがそれなりにノウハウがあります。
★丸太の曲がりの呼称
膨らんでいる(凸)方を「背」、凹んでいる方を「腹」と呼んでます。
ログハウスでは凸凹を壁の側面に向けて使います。つまり平らな面を上下にするわけです。
一般的には、凸面を外側にしていますね。
★曲がりの見かた
丸太は作業台(ウマ)の上で「転がして」または「回転させて」見ます。

比較的短く細い丸太は手で転がしたほうが簡単です。作業台の長さは2mくらいあったらいいですね。
1mくらいの作業台の場合は、丸太を落としてしまわないように回転止めで固定しときます。それを木回しで回しながら見ます。
★回転止め
左側は、L型金物の端を尖らせたものです。9cm長です。1個300円でした。ディスクグラインダーの切断砥石で簡単に作れます。
右側は、鉄工所で1個千円で作ってもらったものです。12cm長です。長さは丸太の半径くらいが使いやすいです。チェンソーやカンナでの作業中に当たることが少ないです。(けっこうやってしまうんですよ、コレ。泣)
※以前はどこかで販売していたんですが、けっこう高価でしたよ。

※ログドックとかキャンパーとかローリングドックとか言われるようです。
リーズナブル的には三角の木っ端を打ち付けるという安価な方法もよく使います。
★実際の見かた
丸太の木口の上方から見ます。

このとき丸太の側面が真っすぐ見える位置で固定します。固定には回転止めを使います。
※ま、小石などで仮止めでもいいです。これあんがい便利で、腰袋に数個入れておくとよい、とどこかの本に書いてありました。
このとき、上面は背か腹になっているハズです。木口の上の方に鉛筆などでマークをつけておきましょう。
※念のため、丸太の側面に移動して、目線を丸太の高さにして眺めてみます。曲がり(反り)がハッキリわかりますよね。
そして、この丸太をどこに使うかを決めれば、実際の上下面が決まりますね。それも木口にマークしておきます。「上」とか「UP」とか。
最初に背か腹にマークを付けたわけですから、それから90度回した位置が、上か下になるわけです。
★蛇足ですが・・・
※長い作業台で2本同時に作業すると、左右の2本の位置関係がわかるので間違いも少なくなります。
※蛇足のついでですが、丸太を作業ウマに乗せる場合、壁と平行に置くと間違いが少なくなります。コレあんがい重要なことなんですよ。
いちいち作業台を移動させるのが面倒なら、作業台を2組作っておきましょう。
※たまーに、部分的に上下・左右に曲がっているときがあります。こういう丸太は短材として使います。
使う場所と、丸太の向きが決まったら、あとはそれに従って、一皮剥いたり、墨付けしたりします。
もし、切断するときは、切る前に丸太の側面にマークを写しておきましょう。その後もう一度確認するといいですね。
★まとめると
1、丸太を転がして、木口側の上部から眺めます。
2、左右の側面が真っすぐ見えるところで固定します。
3、このとき、上部が背か腹になります。木口の上部にマークします。
4、実際に積むときは、マークから90度回った位置が、上下になります。
5、乗せる位置を決めたら、その時の上下をマークしておきます。
★お願い★
●この記事の内容は、あくまでボク個人の方法や考え方です。
同じ物事でもいろいろな方法や考え方があります。
したがって、この記事に関しての議論・反論には応対しませんのでご承知ください。
●ただし、こういう記事を書いて欲しいというような要望やリクエストにはできる限りお応えしますので、コメント欄にお書きください。
●建築基準法の内容については情報が古いかもしれませんので、最新のもので確認してください。
暖かくなってきたら仕事が増えて、というか元々あったわけで~、先送りしてただけですがね。
冬は暇だったんですが、やる気がないし・・・。雨の日が多ければ更新もできるんですがねぇ。
というか、最近は動画にもハマっているんで、なかなか大変なのですよ。
なかなか旨いことにはいかないですねぇ。


お役に立てたらクリックを!(それぞれのジャンルのブログが紹介されます)
丸太はほとんどが曲がって(反って)います。この曲がり方によって丸太の置き方(上下左右)が決まります。
今回は、丸太の曲がりの見かたです。簡単なようですがそれなりにノウハウがあります。
★丸太の曲がりの呼称
膨らんでいる(凸)方を「背」、凹んでいる方を「腹」と呼んでます。
ログハウスでは凸凹を壁の側面に向けて使います。つまり平らな面を上下にするわけです。
一般的には、凸面を外側にしていますね。
★曲がりの見かた
丸太は作業台(ウマ)の上で「転がして」または「回転させて」見ます。

比較的短く細い丸太は手で転がしたほうが簡単です。作業台の長さは2mくらいあったらいいですね。
1mくらいの作業台の場合は、丸太を落としてしまわないように回転止めで固定しときます。それを木回しで回しながら見ます。
★回転止め
左側は、L型金物の端を尖らせたものです。9cm長です。1個300円でした。ディスクグラインダーの切断砥石で簡単に作れます。
右側は、鉄工所で1個千円で作ってもらったものです。12cm長です。長さは丸太の半径くらいが使いやすいです。チェンソーやカンナでの作業中に当たることが少ないです。(けっこうやってしまうんですよ、コレ。泣)
※以前はどこかで販売していたんですが、けっこう高価でしたよ。

※ログドックとかキャンパーとかローリングドックとか言われるようです。
リーズナブル的には三角の木っ端を打ち付けるという安価な方法もよく使います。
★実際の見かた
丸太の木口の上方から見ます。

このとき丸太の側面が真っすぐ見える位置で固定します。固定には回転止めを使います。
※ま、小石などで仮止めでもいいです。これあんがい便利で、腰袋に数個入れておくとよい、とどこかの本に書いてありました。
このとき、上面は背か腹になっているハズです。木口の上の方に鉛筆などでマークをつけておきましょう。
※念のため、丸太の側面に移動して、目線を丸太の高さにして眺めてみます。曲がり(反り)がハッキリわかりますよね。
そして、この丸太をどこに使うかを決めれば、実際の上下面が決まりますね。それも木口にマークしておきます。「上」とか「UP」とか。
最初に背か腹にマークを付けたわけですから、それから90度回した位置が、上か下になるわけです。
★蛇足ですが・・・
※長い作業台で2本同時に作業すると、左右の2本の位置関係がわかるので間違いも少なくなります。
※蛇足のついでですが、丸太を作業ウマに乗せる場合、壁と平行に置くと間違いが少なくなります。コレあんがい重要なことなんですよ。
いちいち作業台を移動させるのが面倒なら、作業台を2組作っておきましょう。
※たまーに、部分的に上下・左右に曲がっているときがあります。こういう丸太は短材として使います。
使う場所と、丸太の向きが決まったら、あとはそれに従って、一皮剥いたり、墨付けしたりします。
もし、切断するときは、切る前に丸太の側面にマークを写しておきましょう。その後もう一度確認するといいですね。
★まとめると
1、丸太を転がして、木口側の上部から眺めます。
2、左右の側面が真っすぐ見えるところで固定します。
3、このとき、上部が背か腹になります。木口の上部にマークします。
4、実際に積むときは、マークから90度回った位置が、上下になります。
5、乗せる位置を決めたら、その時の上下をマークしておきます。
★お願い★
●この記事の内容は、あくまでボク個人の方法や考え方です。
同じ物事でもいろいろな方法や考え方があります。
したがって、この記事に関しての議論・反論には応対しませんのでご承知ください。
●ただし、こういう記事を書いて欲しいというような要望やリクエストにはできる限りお応えしますので、コメント欄にお書きください。
●建築基準法の内容については情報が古いかもしれませんので、最新のもので確認してください。
暖かくなってきたら仕事が増えて、というか元々あったわけで~、先送りしてただけですがね。
冬は暇だったんですが、やる気がないし・・・。雨の日が多ければ更新もできるんですがねぇ。
というか、最近は動画にもハマっているんで、なかなか大変なのですよ。
なかなか旨いことにはいかないですねぇ。


お役に立てたらクリックを!(それぞれのジャンルのブログが紹介されます)
- 関連記事
-
-
【ログハウス作りワンポイント】クリ・スギ丸太(夏伐り)の各種道具による皮剥き 2021/06/30
-
【ログハウス作りワンポイント】仮組みの解体時、どうやって番号付けるの? 2021/06/11
-
【ログハウス】丸太の曲がりはどうやって見るの? 2021/05/07
-
【ログハウス】どんな道具を揃えたらいいの? 2021/04/30
-
【ログハウス】丸太の皮はどうやって剥くの? 2021/04/13
-
最終更新日 : 2021-05-08