以前ホームページに掲載していた記事を参照しようとしたら記事が消えていました。
なんでだろ~?更新時の操作ミスなのかもしれません。とほほほ・・・。
しかたなく、思い出しながら再記述してみることにしました。
ボクがログハウスに興味をもったのは、二十数年前のこれらの本でした。
・「ハンドメイド・ハウス」 藤門弘 著
・「ログハウスのつくり方」 三浦亮三郎、ダン・ミルン 共著
・「森にログキャビンをつくった」 恋沼薫 著
これらの方々は、現地で学んだり、北米の参考書などを読んだのでしょうね。
古~い人にはお馴染みでしょう。
だから古~いログビルダーが当時つくったログハウスは、太鼓引きとラウンドノッチが多かったようです。
読み返してみると、よくこれでログがつくれたなあ、と思ってしまいます。これでログをつくった人はさぞや苦労したことでしょうね。でも、そのフロンティア精神は好きですね。
しかしながら、それ以前にも日本には丸太組み工法があったのですね。おなじみの正倉院です。
それから、あまり知られていないのですが、明治時代に北海道では屯田兵の兵舎がログハウスで建てられていたのだそうです。
ロシア人によるログスクールもあったらしいですよ。
その技術は忽然と消えてしまったのですね。でも神々の指紋は残っているのですよ。いずれ解明してみたいと考えているのですがね。
近代的な丸太組み工法が普及したのは、神様と呼ばれるアラン・マッキーが日本で定期的にログスクールを実地してからでしょう。たぶん。
これが現在の日本では主流になっているようです。
しかし、これ以外にも、独学や、別のルートで学習された方や、独自の工法を考えた人たちがいます。
これらを分類すると4つくらいの流れになるようです。
ボクの知る限り、丸太組み工法の理論らしい理論は次のようなものでしょうか。
★アラン・マッキー 系
東カナダの巨匠。
日本でのログスクールの技術は、地球丸社から発行された「ハンドメイド・ログハウス入門」、その後の「手づくりログハウス大全」としてまとめられているようです。
現存する唯一のノウハウ本ではないでしょうか。じつによく出来ています。でも核心を理解するのは難しいのですよね。やっぱり実習が必要です。
清水国明がバイブルと呼んだりしたので、その宣伝効果は大きいでしょうね。
★デル・ラドムスキー 系
アラン・マッキーの弟子で独自の理論を確立した人です。
フォーポイント・サドルノッチとオーバースクライブが有名ですね。
でも真骨頂は、ハーフログは真半分でなくテーパー差で可変するという理論でしょう。これはスバラシイ!と、ボクはおもうのですがね。
日本人の伝道者もいるようですが、解説書なども出回ってないので、あまり知られてないようです。でも共鳴している人は採用していますね。
★西村保弘 系
日本のログ棟梁
彼もマッキー系ではありますが、独自の理論を確立し、正倉院を目指している人です。
非常に緻密な公式を駆使し、すべて数字で決めていきます。そのため一度覚えると素人でも完璧?なログハウスが作れるのですね。
その他数々のアイディア、ノウハウはじつにためになります。
「マックスビル・ログスクール」をやっています。 1年ほど前からブログで、その詳細な技術を公開し普及を目指しているようです。
★パット・ウルフ 系
西カナダの巨匠。
理論めいたものは出回ってないので、詳しいことは不明です。
しいて言えば、ワイルドでシンプルで簡便なログの原点工法ではないでしょうか。小難しい理論は不要という理論?ですね。しかしながら、じつにうまくポイントを押さえてありますよ。
このログスクールを日本人で初めて卒業した人が継承しています。
カリスマ校長として有名な「ふらこにあログスクール」の倉松忍です。ちなみにボクの師匠です。
著書も2冊だしており、その影響でカナダのスクールに行った人もけっこういますね。
その他、有名な人もたくさんいます。部分的にすばらしくこだわっている方もいます。
ですが、理論と呼べるかどうか?詳しいことがわからないので書けません。
もし、こんな理論を持っているぞ、または知っているぞ、という方がいたらお教えください。
まあ、工業的住宅に感化されてしまった日本人向けのログハウスとしては、日本の大工技術との融合が避けられないようです。
工業化と合わせたマシンカットログやP&B(ログハウス?)が主流になっているのもしかたがないことかもしれません。
ログの原点であるワイルド感や自然との馴染みよさ、簡素さを求めるには、ハンドカットのセルフビルド以外にはないのかもしれませんね。
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しかたなく、思い出しながら再記述してみることにしました。
ボクがログハウスに興味をもったのは、二十数年前のこれらの本でした。
・「ハンドメイド・ハウス」 藤門弘 著
・「ログハウスのつくり方」 三浦亮三郎、ダン・ミルン 共著
・「森にログキャビンをつくった」 恋沼薫 著
これらの方々は、現地で学んだり、北米の参考書などを読んだのでしょうね。
古~い人にはお馴染みでしょう。
だから古~いログビルダーが当時つくったログハウスは、太鼓引きとラウンドノッチが多かったようです。
読み返してみると、よくこれでログがつくれたなあ、と思ってしまいます。これでログをつくった人はさぞや苦労したことでしょうね。でも、そのフロンティア精神は好きですね。
しかしながら、それ以前にも日本には丸太組み工法があったのですね。おなじみの正倉院です。
それから、あまり知られていないのですが、明治時代に北海道では屯田兵の兵舎がログハウスで建てられていたのだそうです。
ロシア人によるログスクールもあったらしいですよ。
その技術は忽然と消えてしまったのですね。でも神々の指紋は残っているのですよ。いずれ解明してみたいと考えているのですがね。
近代的な丸太組み工法が普及したのは、神様と呼ばれるアラン・マッキーが日本で定期的にログスクールを実地してからでしょう。たぶん。
これが現在の日本では主流になっているようです。
しかし、これ以外にも、独学や、別のルートで学習された方や、独自の工法を考えた人たちがいます。
これらを分類すると4つくらいの流れになるようです。
ボクの知る限り、丸太組み工法の理論らしい理論は次のようなものでしょうか。
★アラン・マッキー 系
東カナダの巨匠。
日本でのログスクールの技術は、地球丸社から発行された「ハンドメイド・ログハウス入門」、その後の「手づくりログハウス大全」としてまとめられているようです。
現存する唯一のノウハウ本ではないでしょうか。じつによく出来ています。でも核心を理解するのは難しいのですよね。やっぱり実習が必要です。
清水国明がバイブルと呼んだりしたので、その宣伝効果は大きいでしょうね。
★デル・ラドムスキー 系
アラン・マッキーの弟子で独自の理論を確立した人です。
フォーポイント・サドルノッチとオーバースクライブが有名ですね。
でも真骨頂は、ハーフログは真半分でなくテーパー差で可変するという理論でしょう。これはスバラシイ!と、ボクはおもうのですがね。
日本人の伝道者もいるようですが、解説書なども出回ってないので、あまり知られてないようです。でも共鳴している人は採用していますね。
★西村保弘 系
日本のログ棟梁
彼もマッキー系ではありますが、独自の理論を確立し、正倉院を目指している人です。
非常に緻密な公式を駆使し、すべて数字で決めていきます。そのため一度覚えると素人でも完璧?なログハウスが作れるのですね。
その他数々のアイディア、ノウハウはじつにためになります。
「マックスビル・ログスクール」をやっています。 1年ほど前からブログで、その詳細な技術を公開し普及を目指しているようです。
★パット・ウルフ 系
西カナダの巨匠。
理論めいたものは出回ってないので、詳しいことは不明です。
しいて言えば、ワイルドでシンプルで簡便なログの原点工法ではないでしょうか。小難しい理論は不要という理論?ですね。しかしながら、じつにうまくポイントを押さえてありますよ。
このログスクールを日本人で初めて卒業した人が継承しています。
カリスマ校長として有名な「ふらこにあログスクール」の倉松忍です。ちなみにボクの師匠です。
著書も2冊だしており、その影響でカナダのスクールに行った人もけっこういますね。
その他、有名な人もたくさんいます。部分的にすばらしくこだわっている方もいます。
ですが、理論と呼べるかどうか?詳しいことがわからないので書けません。
もし、こんな理論を持っているぞ、または知っているぞ、という方がいたらお教えください。
まあ、工業的住宅に感化されてしまった日本人向けのログハウスとしては、日本の大工技術との融合が避けられないようです。
工業化と合わせたマシンカットログやP&B(ログハウス?)が主流になっているのもしかたがないことかもしれません。
ログの原点であるワイルド感や自然との馴染みよさ、簡素さを求めるには、ハンドカットのセルフビルド以外にはないのかもしれませんね。


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最終更新日 : -0001-11-30