相変わらずのどんより曇り空。一時霧雨、ムシムシ暑いという天気でした。
もちろん昼のビール風味が旨い!
参加者は2人。久しぶりに棟梁の登場です。
棟梁は、この作業は初めてですので、その作業ぶりを追ってみます。
なかなか興味深いものがあります。(参考に助手の作業具合も)
開口部の位置だし後の、上下丸味部の補充墨付けです。

差し金を使い、目通しで、まっすぐな墨付けをしています。
(助手は、同じように真似てやってましたが、曲がっていましたね。
前回教えた方法は気に入らなかったのかな?)
ヘッダーログの木口カットです。

さすが棟梁ですね。高いところの姿勢が決まってます。
(助手は、足場のセッティングを忘れていましたね。
高い場所では、足場をシッカリさせて、安全体制を作らないと、いい作業はできませんね。)
木口の玉切りカットです。

墨を見て、墨通りにカットしてます。墨の見える位置に、体を移動してました。
(助手は、ガイド板を取り付けてカットしてます。でも墨通りにカットできませんでしたね。
ガイドと墨を勘違いしてました。ガイドは木です。切れてしまいます。切らないようにすると、墨から離れてしまいます。
ガイドはあくまでガイドです。墨を見なければいけないのですね。)
下場ログのカットです。

最下段の木口に墨付けをするためです。
これは取り除いてしまうわけにはいかないので、10センチほど残しています。
移設後には切断します。
カット面をカンナで整形しています。

棟梁は、適材適道具を使いますね。目的を理解しているからでしょう。読みが早いです。
最初の基準面をシッカリ仕上げておくと、後の作業がらくになります。
(助手は、墨通りに仕上げるため、ブラッシングしてましたが、バーの平面をうまく利用できていませんでした。
バーを反対側まで突き出さないと、デコボコになってしまうのですね。)
木口の墨付けです。

オモシロイ絵ですね。
(助手は、自動下げ振りを借りて芯墨を決めたのですが、棟梁の方と違うのです。
で、長いレベルで確認してみたら、1センチも違って垂直じゃないんです。
どこかで使い方を間違えたんでしょうね。)
※ここで問題発生です。
グルーブ幅の違いと、芯墨のズレで、左右が平行になりません。
止むを得なく、左右(170センチ)で8ミリねじれることになりました。
まあ、ガタ分で吸収できるでしょう。(キーウェイの幅を10ミリ狭くするという選択肢もあったのですがね。)
キーウェイのカットです。

助手が2段ほどカットして見本を見せました。
棟梁は上から順番に仕上げていきました。何度も昇り降りしません。
(助手は、上から下まで切っていたので、何度も昇り降りしてました。
足場もその都度掛けたり外したり。)
トリムボードのカット仕上げです。

墨通りになっていなかったので、丸ノコで補正カットしてます。
フリーハンドで逆さ丸ノコ使いはさすがです。大工さんには常識でしょうがね。
(助手は、相変わらず、キーウェイのカットをしてます。)
ノミ使いは手馴れたもんです。

突きノミも使います。

さすが切れますね。スースーと平らになっていきます。
際ガンナが欲しくなるね、って言ってました。(こんな場面は予想していなかったので、持ってきていません。)
(助手は、キーウェイの仕上げで四苦八苦でした。奥が狭くなっていたのです。)
反対側は、先に丸ノコで仕上げラインのカットをしてます。

棟梁は、常に考えます。
丸ノコは自在に使えますからね。うらやましいい。
デザインカットです。

(助手は、キーウェイの仕上げで四苦八苦です。)
カンナで粗仕上げです。

(助手は、相変わらずキーウェイ仕上げで四苦八苦です。)
サンダーで最終仕上げです。

(助手は、同上。)
2時間延長で、ここまでで終了です。

棟梁は、次回は来られないということなので、あえて、上部の全工程をやってもらいました。
(助手は、やっとキーウェイの仕上げが終わりました。)
★誤解がないように(補足)
()で助手の注釈をつけていますが、大工さん(プロ)とアマチュアのやり方の差を見て欲しかったのです。
助手が劣っているということでなく、これが普通だとおもいますよ。
それより、棟梁の機転や道具使いをみてくださいな。熟練の技ですので、安易には真似できませんね。
ちなみに、ボクは仕上がりの仕様と手順は説明していますが、細かいやり方は指示していません。
ボク自身も、棟梁のやり方には勉強させられます。
もちろん、助手にも、勉強させてもらってますよ。教え方のね。
つまり、どちらもありがたいことなのです。
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<追記>
棟梁は決してチェンソーの使い方が、特別にうまい訳ではありません。
ただ、失敗しないコツはつかんでいますね。
スクールでチエンソーの使い方を覚えてからは、大工の仕事にも重宝しているようです。
チョウナでのハツリ(P&Bの仕口など)の替わりに、チェンソーと曲面カンナを使って効率をあげているそうです。
奥様の言、「それだけでも、授業料の元は取ったわね」。
助手の名誉のためにも一言。
教えたことは、ほぼ忠実に実行できます。
ちょっと無駄が多いですが、丸太選びやノッチ、グルーブカットなどは、正確な作業ができます。
今回来ている生徒さんの中では、優秀な一人なんですよ。
欠点は、口数が少な過ぎることですかね。
これはボクには教えることができません。
もちろん昼のビール風味が旨い!
参加者は2人。久しぶりに棟梁の登場です。
棟梁は、この作業は初めてですので、その作業ぶりを追ってみます。
なかなか興味深いものがあります。(参考に助手の作業具合も)
開口部の位置だし後の、上下丸味部の補充墨付けです。

差し金を使い、目通しで、まっすぐな墨付けをしています。
(助手は、同じように真似てやってましたが、曲がっていましたね。
前回教えた方法は気に入らなかったのかな?)
ヘッダーログの木口カットです。

さすが棟梁ですね。高いところの姿勢が決まってます。
(助手は、足場のセッティングを忘れていましたね。
高い場所では、足場をシッカリさせて、安全体制を作らないと、いい作業はできませんね。)
木口の玉切りカットです。

墨を見て、墨通りにカットしてます。墨の見える位置に、体を移動してました。
(助手は、ガイド板を取り付けてカットしてます。でも墨通りにカットできませんでしたね。
ガイドと墨を勘違いしてました。ガイドは木です。切れてしまいます。切らないようにすると、墨から離れてしまいます。
ガイドはあくまでガイドです。墨を見なければいけないのですね。)
下場ログのカットです。

最下段の木口に墨付けをするためです。
これは取り除いてしまうわけにはいかないので、10センチほど残しています。
移設後には切断します。
カット面をカンナで整形しています。

棟梁は、適材適道具を使いますね。目的を理解しているからでしょう。読みが早いです。
最初の基準面をシッカリ仕上げておくと、後の作業がらくになります。
(助手は、墨通りに仕上げるため、ブラッシングしてましたが、バーの平面をうまく利用できていませんでした。
バーを反対側まで突き出さないと、デコボコになってしまうのですね。)
木口の墨付けです。

オモシロイ絵ですね。
(助手は、自動下げ振りを借りて芯墨を決めたのですが、棟梁の方と違うのです。
で、長いレベルで確認してみたら、1センチも違って垂直じゃないんです。
どこかで使い方を間違えたんでしょうね。)
※ここで問題発生です。
グルーブ幅の違いと、芯墨のズレで、左右が平行になりません。
止むを得なく、左右(170センチ)で8ミリねじれることになりました。
まあ、ガタ分で吸収できるでしょう。(キーウェイの幅を10ミリ狭くするという選択肢もあったのですがね。)
キーウェイのカットです。

助手が2段ほどカットして見本を見せました。
棟梁は上から順番に仕上げていきました。何度も昇り降りしません。
(助手は、上から下まで切っていたので、何度も昇り降りしてました。
足場もその都度掛けたり外したり。)
トリムボードのカット仕上げです。

墨通りになっていなかったので、丸ノコで補正カットしてます。
フリーハンドで逆さ丸ノコ使いはさすがです。大工さんには常識でしょうがね。
(助手は、相変わらず、キーウェイのカットをしてます。)
ノミ使いは手馴れたもんです。

突きノミも使います。

さすが切れますね。スースーと平らになっていきます。
際ガンナが欲しくなるね、って言ってました。(こんな場面は予想していなかったので、持ってきていません。)
(助手は、キーウェイの仕上げで四苦八苦でした。奥が狭くなっていたのです。)
反対側は、先に丸ノコで仕上げラインのカットをしてます。

棟梁は、常に考えます。
丸ノコは自在に使えますからね。うらやましいい。
デザインカットです。

(助手は、キーウェイの仕上げで四苦八苦です。)
カンナで粗仕上げです。

(助手は、相変わらずキーウェイ仕上げで四苦八苦です。)
サンダーで最終仕上げです。

(助手は、同上。)
2時間延長で、ここまでで終了です。

棟梁は、次回は来られないということなので、あえて、上部の全工程をやってもらいました。
(助手は、やっとキーウェイの仕上げが終わりました。)
★誤解がないように(補足)
()で助手の注釈をつけていますが、大工さん(プロ)とアマチュアのやり方の差を見て欲しかったのです。
助手が劣っているということでなく、これが普通だとおもいますよ。
それより、棟梁の機転や道具使いをみてくださいな。熟練の技ですので、安易には真似できませんね。
ちなみに、ボクは仕上がりの仕様と手順は説明していますが、細かいやり方は指示していません。
ボク自身も、棟梁のやり方には勉強させられます。
もちろん、助手にも、勉強させてもらってますよ。教え方のね。
つまり、どちらもありがたいことなのです。


<追記>
棟梁は決してチェンソーの使い方が、特別にうまい訳ではありません。
ただ、失敗しないコツはつかんでいますね。
スクールでチエンソーの使い方を覚えてからは、大工の仕事にも重宝しているようです。
チョウナでのハツリ(P&Bの仕口など)の替わりに、チェンソーと曲面カンナを使って効率をあげているそうです。
奥様の言、「それだけでも、授業料の元は取ったわね」。
助手の名誉のためにも一言。
教えたことは、ほぼ忠実に実行できます。
ちょっと無駄が多いですが、丸太選びやノッチ、グルーブカットなどは、正確な作業ができます。
今回来ている生徒さんの中では、優秀な一人なんですよ。
欠点は、口数が少な過ぎることですかね。
これはボクには教えることができません。
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最終更新日 : -0001-11-30