冷たい雨の一日でした。20度前後かな。
暇だったので、お約束の購買ボード、いや勾配ボードの説明をしちゃいますね。
(買う必要はありませんよ。薄いベニヤ板で作ります。)
業界のネタをバラスようで気が引けるんですが、世の中のセルフビルドファンのお役に立てれば幸いです。
なんて言っちゃって。
●屋根勾配を理解する。

この三角形は右半分だけです。
赤い数値を求めれば他の数値が算出できることはわかりますね。
(書かれている数値は、教材ログで求めた実際の数値です。)
●まず最初に、桁の数値を求めます。
1、三角形の底辺(コードログの平面)を木口に写します。
2、規定の位置の垂直線も引きます。
勾配ボードをこのように当てます。

このボードは、カネ勾配(10/10)で作ってあります。他の勾配にしたいときは、そのように作りますね。
一番低い桁の木口で作業します。
3、垂直線に沿わせてスライドさせ、斜面(勾配面)が希望の平面幅になるところを探します。
(10センチ前後ですね。他の木口はこれより広くなります。)
4、決まったら、水平線の位置をボードにマークします。
(上端からの長さを、切りのいい数値にしたほうが、あとあと計算しやすいです。)
ボードの裏側にマークを写しておきます。(「桁」と数値を書いておきます。)
5、このマークを他の木口に合わせて、斜線を引いていきます。
6、カネ勾配のときは、上端からの長さが求める数値です。
(それ以外のときは、マークのところから直角線を引き、その水平幅が求める数値です。)
この数値(図ではa)を桁の外側に加算した数値が、大三角形の底辺の長さになります。
これで、母屋の位置を決めれば、母屋三角形の長さがわかります。
同様に、棟木の位置の長さもわかりますね。
●次に母屋、棟木の数値を求めます。
1、クラウンアップ(背が上)にセットします。
末口側で作業します。
2、垂直線と中心の水平線を引きます。(両側共)
3、束の接する面の幅を決めて、水平線を引きます。(写真下部)

15センチ角のポスト(柱)なので、その幅あ取れるようにします。
4、桁のときと同じようにボードを当てて、斜面の幅を決めます。
5、ポスト水平線の位置にマークします。(桁と同様にマークします)
棟木の場合は、両勾配になるだけで、同じやりかたです。
6、末口の中心の水平線からの距離を測ります。これが写真ではdです。
7、元口側にdの幅をとって水平線を引きます。(写真の上部)
これが、ポストの接する幅です。(つまり、芯水平になるということです。)
8、ボードのマークをポスト水平線に合わせて、斜面(勾配面)を引きます。
9、母屋も棟木もそれぞれの数値がでれば完了です。
先の大三角形の縦の長さから、この数値を引けば、ポストの長さが計算できますよね。ね!
末口側の作業です。

元口側の作業です。

以上ですが、お解かりになりましたかね。
いやああ、疲れたあ~。
マジメにやると疲れるもんですね。お金にはならないし・・・。
参考になったらクリックお願いします。
PS:腎ちゃんギャグを使っちゃいました。御免!
暇だったので、お約束の購買ボード、いや勾配ボードの説明をしちゃいますね。
(買う必要はありませんよ。薄いベニヤ板で作ります。)
業界のネタをバラスようで気が引けるんですが、世の中のセルフビルドファンのお役に立てれば幸いです。
なんて言っちゃって。
●屋根勾配を理解する。

この三角形は右半分だけです。
赤い数値を求めれば他の数値が算出できることはわかりますね。
(書かれている数値は、教材ログで求めた実際の数値です。)
●まず最初に、桁の数値を求めます。
1、三角形の底辺(コードログの平面)を木口に写します。
2、規定の位置の垂直線も引きます。
勾配ボードをこのように当てます。

このボードは、カネ勾配(10/10)で作ってあります。他の勾配にしたいときは、そのように作りますね。
一番低い桁の木口で作業します。
3、垂直線に沿わせてスライドさせ、斜面(勾配面)が希望の平面幅になるところを探します。
(10センチ前後ですね。他の木口はこれより広くなります。)
4、決まったら、水平線の位置をボードにマークします。
(上端からの長さを、切りのいい数値にしたほうが、あとあと計算しやすいです。)
ボードの裏側にマークを写しておきます。(「桁」と数値を書いておきます。)
5、このマークを他の木口に合わせて、斜線を引いていきます。
6、カネ勾配のときは、上端からの長さが求める数値です。
(それ以外のときは、マークのところから直角線を引き、その水平幅が求める数値です。)
この数値(図ではa)を桁の外側に加算した数値が、大三角形の底辺の長さになります。
これで、母屋の位置を決めれば、母屋三角形の長さがわかります。
同様に、棟木の位置の長さもわかりますね。
●次に母屋、棟木の数値を求めます。
1、クラウンアップ(背が上)にセットします。
末口側で作業します。
2、垂直線と中心の水平線を引きます。(両側共)
3、束の接する面の幅を決めて、水平線を引きます。(写真下部)

15センチ角のポスト(柱)なので、その幅あ取れるようにします。
4、桁のときと同じようにボードを当てて、斜面の幅を決めます。
5、ポスト水平線の位置にマークします。(桁と同様にマークします)
棟木の場合は、両勾配になるだけで、同じやりかたです。
6、末口の中心の水平線からの距離を測ります。これが写真ではdです。
7、元口側にdの幅をとって水平線を引きます。(写真の上部)
これが、ポストの接する幅です。(つまり、芯水平になるということです。)
8、ボードのマークをポスト水平線に合わせて、斜面(勾配面)を引きます。
9、母屋も棟木もそれぞれの数値がでれば完了です。
先の大三角形の縦の長さから、この数値を引けば、ポストの長さが計算できますよね。ね!
末口側の作業です。

元口側の作業です。

以上ですが、お解かりになりましたかね。
いやああ、疲れたあ~。
マジメにやると疲れるもんですね。お金にはならないし・・・。


PS:腎ちゃんギャグを使っちゃいました。御免!
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最終更新日 : 2022-01-11