先日の記事に関して、おにさんが「ノッチ考」という記事を書いておられたので、そのまた関連記事を書いてみました。
写真や図があるとわかりやすいのでしょうが、想像力で読んでくださいな。
基本的な知識をお持ちでない方はパスしてください。
スカーフ面とノッチは、親密というか緊密な関係にあるのですよね。
ここではスカーフ全体の形が楕円形のものだけです。
★楕円形の左右中央部が一番深くなるという湾曲タイプ
これがメジャー?(ナントカ大全の影響が大きい?)なのかもしれません。
ノッチ内面は少しくぼませるので、断熱材用の空間は大きめです。
このためノッチの縁が潰れやすくなり、ピッタリフィットするでしょうね。
丸太が収縮すると当然セトリングも大きくなりそうですが、左右のズレには強そうです。
★平面の上下方向を凹状にするというタイプ
これは丸太が収縮すると、直線的になるという考え方です。たぶん。
ノッチ内面はくの字型になっていて、断熱材用の隙間が少しあります。
これは落ちるに従って食い込みも増しそうです。
スカーフ左右の曲面以外は平面なのですが、この平面の幅は乗る丸太の直径よりも多少狭くなっています。
さらに上下非対称だというのですが、これについてはよくわかりません。
いずれにしても左右のズレには強そうです。
なお、この加工にはちょっとした道具の工夫も必要です。
★両端のカーブ以外は真っ平ら(左右方向も上下方向も直線)というタイプ
ノッチ内面は上記と同じくの字型であり、内当たり防止と断熱材用の空間が少しあります。
ファイナルカット時、バーの先端を若干グルーブ側にはみ出させると必然的にこうなりますね。
この方法は、一組の噛み合わせだけを考えると左右にズレやすい、ということになりますが・・・実際にはグルーブも噛み合ってますから、特に問題ということはないようです。
★平面の上下方向が凸状になってしまうというタイプ
2つ上とと反対ですね。
これは意識的というより、曲面カンナを使う技術上の問題でしょう。
上下のカット線を意識するあまり、中央部が高くなってしまい、これを補正しようとすると上下線をカットしてしまうので、途中で妥協してしまう結果なのでしょうか。
ノッチのスクライブはこの面に対して描くわけですから、ノッチの縁は凹状になりますね。
ですからノッチが下がってくると、下部に隙間ができやすくなりそうです。
※真っ平らにするため、平カンナで几帳面に削る方もいますね。
また、曲面カンナではなく、チェンソーでブラッシングしたあと、ディスクサンダーで整えるというやり方もあります。こっちの方が一般的かも?ナントカ大全にも載っていますからね。
★考えもしなかったニュータイプ
スカーフ面は最初のと同じで、左右中央部が深くなる形状ですが、ノッチ内面は平面または凸面状というものです。
断熱材は入れないので、面で接触したほうがいいだろうという発想のようです。
正直オドロキました。目から鱗。ごく最近教えてもらいました。
したがってというか、さらにオドロクのはノッチのカット方法です。
普通は4回刻み(片側左右2回、反対側左右2回)ですが、これが2回刻みなのですね。
片側から反対側まで1回でカットしてしまうのです。左右で2回です。
これだと必然的に平面(一直線)になりますね。効率もよさそうですかね。
ボクラもラフカットではやります(中央もカットするので正確には3回刻み)が、ファイナルカットでは難しそうですね。慣れ次第かもしれませんが。
※もう一つ、ダブルコーン(バタフライ)スカーフというのもよく採用している人がいますが、コレについては、別の機会にします。
いろいろありましたが、その性能の差は?・・・ボクにはハッキリいってわかりません。
それだけの経験もありませんし、すべての検証もできませからね。それに丸太の乾燥具合やいろいろな条件にもよりますしね。
でも、現実に、ログハウスは地震には強いという実績はありますよね。いろいろな方法で作られているにも関わらずにですよ。
まあ、どれか一つだけキッチリとマスターできれば、あとは自分流で何をやってもいいんじゃないでしょうか?
セルフビルドだから混ぜ合わせてやってみるのも楽しいですね。
ボクも自分のログではそんなことをやってますよ。結果は?・・・それなりに納まっているようです。
岩手宮城内陸の大地震でも壊れずに建っていますからね
写真や図があるとわかりやすいのでしょうが、想像力で読んでくださいな。
基本的な知識をお持ちでない方はパスしてください。
スカーフ面とノッチは、親密というか緊密な関係にあるのですよね。
ここではスカーフ全体の形が楕円形のものだけです。
★楕円形の左右中央部が一番深くなるという湾曲タイプ
これがメジャー?(ナントカ大全の影響が大きい?)なのかもしれません。
ノッチ内面は少しくぼませるので、断熱材用の空間は大きめです。
このためノッチの縁が潰れやすくなり、ピッタリフィットするでしょうね。
丸太が収縮すると当然セトリングも大きくなりそうですが、左右のズレには強そうです。
★平面の上下方向を凹状にするというタイプ
これは丸太が収縮すると、直線的になるという考え方です。たぶん。
ノッチ内面はくの字型になっていて、断熱材用の隙間が少しあります。
これは落ちるに従って食い込みも増しそうです。
スカーフ左右の曲面以外は平面なのですが、この平面の幅は乗る丸太の直径よりも多少狭くなっています。
さらに上下非対称だというのですが、これについてはよくわかりません。
いずれにしても左右のズレには強そうです。
なお、この加工にはちょっとした道具の工夫も必要です。
★両端のカーブ以外は真っ平ら(左右方向も上下方向も直線)というタイプ
ノッチ内面は上記と同じくの字型であり、内当たり防止と断熱材用の空間が少しあります。
ファイナルカット時、バーの先端を若干グルーブ側にはみ出させると必然的にこうなりますね。
この方法は、一組の噛み合わせだけを考えると左右にズレやすい、ということになりますが・・・実際にはグルーブも噛み合ってますから、特に問題ということはないようです。
★平面の上下方向が凸状になってしまうというタイプ
2つ上とと反対ですね。
これは意識的というより、曲面カンナを使う技術上の問題でしょう。
上下のカット線を意識するあまり、中央部が高くなってしまい、これを補正しようとすると上下線をカットしてしまうので、途中で妥協してしまう結果なのでしょうか。
ノッチのスクライブはこの面に対して描くわけですから、ノッチの縁は凹状になりますね。
ですからノッチが下がってくると、下部に隙間ができやすくなりそうです。
※真っ平らにするため、平カンナで几帳面に削る方もいますね。
また、曲面カンナではなく、チェンソーでブラッシングしたあと、ディスクサンダーで整えるというやり方もあります。こっちの方が一般的かも?ナントカ大全にも載っていますからね。
★考えもしなかったニュータイプ
スカーフ面は最初のと同じで、左右中央部が深くなる形状ですが、ノッチ内面は平面または凸面状というものです。
断熱材は入れないので、面で接触したほうがいいだろうという発想のようです。
正直オドロキました。目から鱗。ごく最近教えてもらいました。
したがってというか、さらにオドロクのはノッチのカット方法です。
普通は4回刻み(片側左右2回、反対側左右2回)ですが、これが2回刻みなのですね。
片側から反対側まで1回でカットしてしまうのです。左右で2回です。
これだと必然的に平面(一直線)になりますね。効率もよさそうですかね。
ボクラもラフカットではやります(中央もカットするので正確には3回刻み)が、ファイナルカットでは難しそうですね。慣れ次第かもしれませんが。
※もう一つ、ダブルコーン(バタフライ)スカーフというのもよく採用している人がいますが、コレについては、別の機会にします。
いろいろありましたが、その性能の差は?・・・ボクにはハッキリいってわかりません。
それだけの経験もありませんし、すべての検証もできませからね。それに丸太の乾燥具合やいろいろな条件にもよりますしね。
でも、現実に、ログハウスは地震には強いという実績はありますよね。いろいろな方法で作られているにも関わらずにですよ。
まあ、どれか一つだけキッチリとマスターできれば、あとは自分流で何をやってもいいんじゃないでしょうか?
セルフビルドだから混ぜ合わせてやってみるのも楽しいですね。
ボクも自分のログではそんなことをやってますよ。結果は?・・・それなりに納まっているようです。
岩手宮城内陸の大地震でも壊れずに建っていますからね
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最終更新日 : -0001-11-30