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    【RED-G】それなりBログ工房

    手づくりの丸太小屋に住み、エコでエコな山暮らしやログスクール、セルフビルド支援、災害ボランティアなどのノウハウや情報を発信しています。

    Top Page › 山小舎暮らしの日々 › やっと楽しい薪割りが
    2010-11-06 (Sat) 17:53

    やっと楽しい薪割りが

    風邪がほぼ治って、一日ほど安静してから、やっと蒔き割りです。
    長期出張ログスクールがあったおかげで、春に玉切りして置いたままでした。
    これは年明け用です。
    伐採してから半年おいたのでだいぶ乾いていますが、割ればさらに渇きが早くなりますからね。
    なんとか、来年には使えるでしょうね。


    とりあえず、先般作った斧の柄の具合を確かめながら、ボチボチと。
    これで1時間ほどです。
    IMG_8155.jpg
    3列あります。手前の1列で1か月分くらいですかね。

    一輪車で6杯分でした。
    IMG_8156.jpg
    まあ、1週間分ですかね。

    2日ほどやって、残り1列になりました。
    IMG_8160.jpg
    1日1列くらいですから、あと1日で終わるでしょうね。

    いま割っているのは、割れませんでしたねエエ。
    矢(クサビ)をぶちこんだら、元まで入っても割れませんでした。
    しかたがないので、反対側から別の矢を打ち込みましたよ。
    こんなのに当たると10倍くらい、エネルギーを使いますね。

    ここが薪置き場。
    IMG_8162.jpg
    5列ありますが、奥の2列を右側まで満タンにして1年分です。
    だいたい6畳一間くらいでしょうか。
    たまには2年分溜めたいですが、毎年1年分で四苦八苦してますう。


    ところで、こんな割り方知ってますう。
    1発目で、食い込むだけのことがありますよね。
    IMG_8152.jpg
    ここで、斧の頭をハンマーで打ったらいいんですが、普通の斧でこれをやっちゃいけません。
    柄の取りつけ穴が歪んで、下手をすると割れてしまいますね。
    あたまがデッカクなっていて叩けるヤツもありますがね。

    こんなとき、そのまま、もう一度持ち上げて落とすという方法もありますが、なかなかうまくいきません。
    そこで、斧と薪を反対にひっくり返して落とすんです。
    IMG_8154.jpg
    斧の頭を打ちつけるわけです。
    つまり、薪の重さを利用するんですね。これ強力ですよ。持ち上がればね。

    ついでに、ノウハウをもう一つ。
    棒立ちで斧を打ち下ろしちゃ危険です。円弧に振ると足を割っちゃいますよ。
    打ち下ろすとき、ちょっとひざを曲げて、腰を下げる感じにすると、台木のところに刺さります。

    蒔き割りっていうと、なんで薪割り機を使わないの?ってよく言われます。
    そりゃああ、お金さえ出せば買えますよ。お金があればね。

    たぶん、薪割りの楽しさを知らないから言うんでしょうね。
    これってけっこうはまってしまうんですよ。一度やってみなさいな。

    カーン!と一発で割れる爽快感。いいですねええ。
    クリがこのタイプです。
    ちなみに、ボクの好きな割れ方は、ズズズズっと切り開いていくように割れるときですね。
    これはミズキやサクラが多いような気がします。
    ケヤキは嫌ですねええ。繊維が絡まっているから、ナカナカ割れません。
    枝の部分も同じですね。こんなときはチェンソーで切ったほうが早いですね。

    お金と引き換えに便利さが手に入りますが、楽しさとお金が失われますねえ。
    ちょっとだけ、、負け惜しみで~す。
    あ~あ疲れたあ~。さてきょうも、シシ鍋と熱燗でエネルギー補充すかね。

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    最終更新日 : -0001-11-30

    Comments







    非公開コメント

    唐宇了どの

    そうですねええ。確かに。

    だいたい45センチ前後ですが、適当に玉切りしているので、50センチなんてのもありますね。
    2010-11-08-09:48 あかじい
    [ 返信 ]

    v-12あッ そうだ
    薪をも少し短めにすると ずいぶん割りやすくなるんじゃないでせうかネ
    2010-11-08-07:20 唐 宇 了
    [ 返信 ]

    池田さん

    なるほどねええ。
    葉枯らしは、末を斜面の下に向けるといいますよねえ。
    アリガトサン。
    2010-11-07-18:13 あかじい
    [ 返信 ]

    さーて・・・

    それは聞いた事がないけど、理にかなってるんじゃないですか。

    葉枯らしにする時も、確か、山の傾斜に対して、逆さにするとかなんとか言ってたような・・・??

    2010-11-07-17:17 池田
    [ 返信 * 編集 ]

    池田さん

    情報ありがとさん。
    薪割り機の自作ですか。
    油圧機械を使ったのはよく作っていますね。

    なるほど、逆木の理屈は、そんなところからきているのですか。
    それと、確かに節は割れにくいですよね。

    昔、掘っ立て柱にするときは、逆木のほうがいいと聞いたことがあります。
    弁の関係で水分を吸い上げないからいいんだという理屈でしたが、これはどうなんでしょうねえ?


    2010-11-07-13:00 あかじい
    [ 返信 ]

    そういえば

    この間、youtubeでおもろい薪割り機?を見つけましたよ。
    http://www.youtube.com/watch?v=md9ymBWKIDw

    極端な例では、クルマの駆動輪のタイヤを外して、この先端とおんなじパーツを着けて回してるだけ。

    おもろい映像が一杯転がってまっせ。



    柱を逆木にすると弱い家になるって話はもちろんご存じですよね?
    裂けやすいんですよ。

    地震の横揺れの際、ホゾを中心に、それこそ薪割りと同じような力が働いて、裂けてしまう。
    当然、重心も上に上がる訳ですから。
    だから、節のある木を使うほうが粘り強い家になります。

    薪割り一つも決してバカになりませんよ。


    2010-11-07-00:11 池田
    [ 返信 * 編集 ]

    唐宇了ドノ

    基本は基本ですが、ひねくれているヤツは割れませんよお。

    応用編も必要ですね。これは、ナカナカ奥が深いですよお。
    2010-11-06-22:50 あかじい
    [ 返信 ]

    スバナさん

    そうですねええ。
    まだまだ、未熟ですよ。

    まあ、なんとか割れりゃあ、いいんじゃないの。
    2010-11-06-22:46 あかじい
    [ 返信 ]

    木元竹末は基本です 
    節でも曲がりでも 栗でもケヤキでも
    ヨキを割れるように打ち込めば 割れます
    年輪に対して直角に 芯をはずして 打つのがセオリーですが...
    2010-11-06-22:37 唐 宇 了
    [ 返信 ]

    撒き割りも奥が深いね~

    2010-11-06-21:34 スバナ
    [ 返信 ]

    池田さん

    まあ、そりゃあ、解ってはいるけどねえ。
    同じ木でも、元の方は割れにくいね。繊維が素直じゃないね。

    逆木ってのは、元から割るってことですよね。
    木元竹末ですかね。
    2010-11-06-21:28 あかじい
    [ 返信 ]

    ・・・・。

    そら、真ん中から割るからあかんのですよ。

    側から割っていかないと。

    ついでに反対側を狙うから、斧の首の部分を傷めるんです。
    手前側を狙って振り下ろすんですよ。


    あと、逆木にしたほうが割れやすいですよ。
    2010-11-06-19:45 池田
    [ 返信 * 編集 ]

    亀さん

    今すぐにでもできますよお。
    大奥を説得できれば。(笑)

    ボクは亀さんの年頃から、こんな生活ですよお。
    2010-11-06-18:57 あかじい
    [ 返信 ]

    よっv-14薪割り名人。
    有り余る時間を楽しく使ってますねぇ。
    わずかなお金を稼ぐのにアクセクしている私が情けないねぇv-292
    あかじいさんのような生活ができるまで、あと10年かぁv-406
    2010-11-06-18:41 亀仙人
    [ 返信 ]