引き続き、RQ唐桑ボランティアの3日目です。
きょうの現場からみた湾内です。平和な風景に見えますねえ。

沿岸の道路は、同様に地盤沈下で、満潮になると海水で被ってしまいます。
したがって、通行できなくなります。
かさ上げ工事もしているんですが、まだまだかかりそうです。
●9月10日
立ち木の伐採です。

たったこれだけなんですがね。
1時間ほどで終わりましたよ。

事前に聞いていた話とは大違い。
「高い松の木が民家のそばで傾いているのを伐ってほしい」ということだったのです。
「そりゃ現場を見ないとなんとも言えませんねエエ」「見てから考えますわ」
ということで、ヤバそうだなあ~、緊張して、恐る恐る来たんですが・・・。
まあ、高さを除けば、間違いじゃないんですがね。
このあたりの伝え方ってのが、旨い下手がありますねええ。
昨日の現場への道案内もまったくダメだったし。
コーディネーターのみなさん、伝え方も勉強しましょう!
次の現場の伐採です。(一昨日と同じところです)

これは終了後です。ボクのチェンソーワーク?を見て追加で頼まれたようです。
20センチ径くらいのを数本と潅木を30本くらい伐りました。
余裕で終わっちゃいました。
残った時間は、細かい枝の運び出しを手伝っていました。

ここのボラセンの装備は貧弱だったですねえ。人力作業が中心だったようです。
車両は、軽トラ1台、2トン車持ち回りで1台、軽ワゴン1台、普通ワゴン1台です。
道具類は、1輪車(ネコ)4台、スコップ30本くらい、その他バール、ペール缶数個、土砂袋、水タンク、クーラーボックス少々、長靴、手袋など、です。
ガソリンタンクを忘れたので、備品があるか聞いたら無いとのこと、タンクもないとのことでした。
(後で倉庫をみたら4個もありましたよ)
しかたがないので、混合油のポリタンクに入れてもらおうとスタンドに行きましたよ。
若いお兄ちゃんがでてきて「いいですよ」って言ってたんですが。
すぐにオジサンがでてきて、「それはダメです」って言うんです。
「わかってますけど、そこをナントカ・・・」
「ダメですねえ」
「あのう、ボランティアしてるんで、急ぎなんですよお」(RQのベストを着ていたのです)
「法律は法律ですから」
「ナントカ」「ダメ」「ナントカカントカ」「ダメダメ」
・・・・・・・・・・・・・・・
ウーン・・・パッとひらめきましたねええ。
「それじゃ、タンクを貸してもらうことはできますかね?」
「ええ、それならいいですけど」
「じゃあ、名前と電話番号書いてください」
「いや、そこで移し替え換えますから」
「やっぱり書いてください」
しかたなくメモ紙に書いて、4リッター入れてもらいました。
車で道路の反対側まで出て行って、移し替えて、歩いてタンクを返してきましたよ。
いやはや・・・。
●9月10日(残務作業)
先日、草むらに、太い材木が横渡っているのを発見したのです。
念のため、夜のミーティングで聞いてみたら、それも運び出すとのこと。
前日までのリーダーは、それを認識していなかったのですね。
朝、帰る予定を伸ばして、その作業をやる羽目になりましたよ。
ヤブヘビ、いや、ヤブ柱でした。
太い柱と梁を数本カットしました。

今回も貴重な体験をさせてもらいましたね。
ボランティアは、実に熱い人たちばかりです。
こんな話題もありましたね。夜のミーティングのことです。
いいオジサンが、まだ酒も呑んでないのに、かなり興奮気味に言ったのです。
「現場で予定に無い作業を命令された!」「お礼も言わない!」「住民に迎合しすぎているんじゃないか!」
かなり感情的な発言だったので、その場は誰も意見を言いませんでしたね。
朝一の事件だったようです。かなりカチンときたのか、夕方までムカムカしてたようです。
現場では断ったわけじゃないんですが、それがさらに溜まって爆発させたんでしょうね。
で、ボクは、酒を呑みながら、具体的に聞き出そうとしましたよ。
「本当に、住民の方は、感謝もなく、ボランティアしてくれるのが当たり前だと思っているのか?」ってね。
でも、そのオジサンはうまく説明できませんでしたね。興奮が冷めていたのに。
結局、事実はわからずじまいでした。どうしても意見だけになってしまうのです。
どうも、このオジサンにかぎらず説明が苦手な人が多いですねえ。
まず、客観的な事実を説明してから、それについての自分の考え、意見を言ってくれればいいんですが。
この伝え方の基本である「事実と意見」をちゃんと使い分けられたいいいですね。
最初に、お酒が10本くらい残っているって書きましたよね。(事実)
で、毎晩、旨そうなほうから片付けていったのですが、3本くらいしか呑めませんでした。(事実)
心残りです。お酒を全部片付けてあげたかったあ~。(意見)
参考になったらクリックお願いします。
●追記
テレビのニューズなどを見ていると、そのコメントは、ほとんどアナウンサー(局の?)の「意見」ですね。要約しているとしても、作為的な「意見」です。
映像も、事実のように見えてしまいますが、編集というのは、かなり作為的な面がありますから、どうにでもなってしまいます。
ですから、受動的に受け取るのは危険ですね。原発の報道がいい例でしょう。
新聞やテレビも複数見て、さらにネットなどで調べてみると、その表現方法の違いがみつかります。
それに気がついたら成功です。
できれば、現場を取材したりできれば、なおいいですね。
原発付近もそうだけど、ボランティアに参加するだけでも現場の事実を感じられます。
さらに、自分から、情報を発信すれば、理解が深まると思いますね。
つまり、一人ひとりが動くこと、考えること、で世の中が変るのではないかとおもっているのですがねえ。
(ちょっと、ボクらしくない、コメントでした。これ意見です)
きょうの現場からみた湾内です。平和な風景に見えますねえ。

沿岸の道路は、同様に地盤沈下で、満潮になると海水で被ってしまいます。
したがって、通行できなくなります。
かさ上げ工事もしているんですが、まだまだかかりそうです。
●9月10日
立ち木の伐採です。

たったこれだけなんですがね。
1時間ほどで終わりましたよ。

事前に聞いていた話とは大違い。
「高い松の木が民家のそばで傾いているのを伐ってほしい」ということだったのです。
「そりゃ現場を見ないとなんとも言えませんねエエ」「見てから考えますわ」
ということで、ヤバそうだなあ~、緊張して、恐る恐る来たんですが・・・。
まあ、高さを除けば、間違いじゃないんですがね。
このあたりの伝え方ってのが、旨い下手がありますねええ。
昨日の現場への道案内もまったくダメだったし。
コーディネーターのみなさん、伝え方も勉強しましょう!
次の現場の伐採です。(一昨日と同じところです)

これは終了後です。ボクのチェンソーワーク?を見て追加で頼まれたようです。
20センチ径くらいのを数本と潅木を30本くらい伐りました。
余裕で終わっちゃいました。
残った時間は、細かい枝の運び出しを手伝っていました。

ここのボラセンの装備は貧弱だったですねえ。人力作業が中心だったようです。
車両は、軽トラ1台、2トン車持ち回りで1台、軽ワゴン1台、普通ワゴン1台です。
道具類は、1輪車(ネコ)4台、スコップ30本くらい、その他バール、ペール缶数個、土砂袋、水タンク、クーラーボックス少々、長靴、手袋など、です。
ガソリンタンクを忘れたので、備品があるか聞いたら無いとのこと、タンクもないとのことでした。
(後で倉庫をみたら4個もありましたよ)
しかたがないので、混合油のポリタンクに入れてもらおうとスタンドに行きましたよ。
若いお兄ちゃんがでてきて「いいですよ」って言ってたんですが。
すぐにオジサンがでてきて、「それはダメです」って言うんです。
「わかってますけど、そこをナントカ・・・」
「ダメですねえ」
「あのう、ボランティアしてるんで、急ぎなんですよお」(RQのベストを着ていたのです)
「法律は法律ですから」
「ナントカ」「ダメ」「ナントカカントカ」「ダメダメ」
・・・・・・・・・・・・・・・
ウーン・・・パッとひらめきましたねええ。
「それじゃ、タンクを貸してもらうことはできますかね?」
「ええ、それならいいですけど」
「じゃあ、名前と電話番号書いてください」
「いや、そこで移し替え換えますから」
「やっぱり書いてください」
しかたなくメモ紙に書いて、4リッター入れてもらいました。
車で道路の反対側まで出て行って、移し替えて、歩いてタンクを返してきましたよ。
いやはや・・・。
●9月10日(残務作業)
先日、草むらに、太い材木が横渡っているのを発見したのです。
念のため、夜のミーティングで聞いてみたら、それも運び出すとのこと。
前日までのリーダーは、それを認識していなかったのですね。
朝、帰る予定を伸ばして、その作業をやる羽目になりましたよ。
ヤブヘビ、いや、ヤブ柱でした。
太い柱と梁を数本カットしました。

今回も貴重な体験をさせてもらいましたね。
ボランティアは、実に熱い人たちばかりです。
こんな話題もありましたね。夜のミーティングのことです。
いいオジサンが、まだ酒も呑んでないのに、かなり興奮気味に言ったのです。
「現場で予定に無い作業を命令された!」「お礼も言わない!」「住民に迎合しすぎているんじゃないか!」
かなり感情的な発言だったので、その場は誰も意見を言いませんでしたね。
朝一の事件だったようです。かなりカチンときたのか、夕方までムカムカしてたようです。
現場では断ったわけじゃないんですが、それがさらに溜まって爆発させたんでしょうね。
で、ボクは、酒を呑みながら、具体的に聞き出そうとしましたよ。
「本当に、住民の方は、感謝もなく、ボランティアしてくれるのが当たり前だと思っているのか?」ってね。
でも、そのオジサンはうまく説明できませんでしたね。興奮が冷めていたのに。
結局、事実はわからずじまいでした。どうしても意見だけになってしまうのです。
どうも、このオジサンにかぎらず説明が苦手な人が多いですねえ。
まず、客観的な事実を説明してから、それについての自分の考え、意見を言ってくれればいいんですが。
この伝え方の基本である「事実と意見」をちゃんと使い分けられたいいいですね。
最初に、お酒が10本くらい残っているって書きましたよね。(事実)
で、毎晩、旨そうなほうから片付けていったのですが、3本くらいしか呑めませんでした。(事実)
心残りです。お酒を全部片付けてあげたかったあ~。(意見)


●追記
テレビのニューズなどを見ていると、そのコメントは、ほとんどアナウンサー(局の?)の「意見」ですね。要約しているとしても、作為的な「意見」です。
映像も、事実のように見えてしまいますが、編集というのは、かなり作為的な面がありますから、どうにでもなってしまいます。
ですから、受動的に受け取るのは危険ですね。原発の報道がいい例でしょう。
新聞やテレビも複数見て、さらにネットなどで調べてみると、その表現方法の違いがみつかります。
それに気がついたら成功です。
できれば、現場を取材したりできれば、なおいいですね。
原発付近もそうだけど、ボランティアに参加するだけでも現場の事実を感じられます。
さらに、自分から、情報を発信すれば、理解が深まると思いますね。
つまり、一人ひとりが動くこと、考えること、で世の中が変るのではないかとおもっているのですがねえ。
(ちょっと、ボクらしくない、コメントでした。これ意見です)
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最終更新日 : -0001-11-30