FC2ブログ

    【RED-G】それなりBログ工房

    手づくりの丸太小屋に住み、エコでエコな山暮らしやログスクール、セルフビルド支援、災害ボランティアなどのノウハウや情報を発信しています。

    Top Page › 雑・感・思・考・見・聞・録 › 救急法講習で救われない
    2011-12-19 (Mon) 18:58

    救急法講習で救われない

    いきなり、真冬並みの寒さになってしまいました。
    朝晩は、氷点下数度。真冬日なので日中も零度以下です。とうぜん水道は流しっぱなしです。

    現在はこんな感じです。
    IMG_0989.jpg
    表面がうっすらと白いかんじで、まだ根雪にはなってません。


    こんなときに、救急法の講習会で、一関市内までいかなければなりませんでした。
    仕事でも遊びでも必要性を感じていました。で、何年も前から、このチャンスを待っていましたからね。
    約40キロ、1時間くらいです。が、安全をみて30分くらい早めにでました。
    案の定、上り坂でスリップしている車で渋滞に巻き込まれたり、下り坂で事故った車で通行止めにあったり、ヒヤヒヤもんでした。
    新品のスタッドレスは安心感もありましたが、やっぱりスリップはしますね。追突しそうになってからは、車間距離をとって安全運転です。


    ●救急法基礎講習を終了しました。
    IMG_0998.jpg
    これは、半日(4時間)でした。料金は1500円(教材費、保険など)。

    受講者は、またまたご年配の方ばかり、12名(男女6名ずつ)でした。まあ平日でしたからね。
    普及させたいというのであれば、休日とかにできないのですかねえ。
    それより、一関市では年に1回ですよ。ちょと少なすぎでは?
    ※消防所では毎月やっているようです。

    心肺蘇生法の小道具(マウスピース)です。
    IMG_1000.jpg

    お人形とAED(自動対外式除細動期)です。
    IMG_0992.jpg
    下半身ないのが、ちょと気持ちよくないですね。

    AEDのアップです。(AEDは簡単でエイド!?)
    IMG_0991.jpg

    これらを使って、一次救命処置というのを覚えるのです。
    操作はじつに簡単です。テレビやネットで見聞きしていますが、実際やるのとは大違いですね。
    ぜひ、多くの方に、体験していただきたいものです。

    じっさいには、いろいろな判断がともなうので、一人の場合は救命できないかもしれませんが、協力者にはなれるはずです。
    現場では、どんなことをしなければならないのかを簡単にまとめてみます。

    1、現場の危険状況の確認(二次災害の防止)
    2、傷病者の状態の観察
    3、意識確認(肩を叩いて、もしもし・・・とやるやつ)
    4、協力者を求める(119通報、助手、AEDの手配など)
    5、実際の応急処置
     
    心肺停止の場合は、心肺蘇生をやります。基礎講習ではこれがメインです。
    心臓圧迫を30回と息の吹き込み2回を1サイクルとして、回復するか、救急隊が到着するまでおこなうのです
    2~3分で息が切れてきますから、交代しないと無理なのですね。救急車が来るまでに、この地では平均8分とか。いやあ、体力勝負ですよ。
    (実際、か弱い女性は、心臓圧迫ができませんでしたからね)

    AEDがあれば、この間も休まずにセットします。一旦セットすると心電図を自動解析して2分ごとに指示を出してくれます。もちろんこの間も休めません。
    発生後、最初の10分間で生存率が大きく違ってきてしまうので、非常に大切な作業なのですね。



    ●引き続き、救急員養成講座の受講です。
    IMG_1003.jpg
    こちらは2日間(16時間)です。料金は同じく1500円(教材費、保険など)。

    別の口座なのですが、連続していたので、ついでにこちらも申し込んでしまいました。基礎講習を終了するという前提です。

    土日だからでしょうか、受講者は16名。男性は高齢者が半分くらいで、30代くらいの方もいました。どこかの会社の若い女性軍が5名もいました。
    やはり、回数が少ないのですね。盛岡や宮古の方からもきていましたよ。

    応急手当の講習です。
    IMG_1006.jpg
    座学は2時間くらいで、あとは、ひたすら実習です。

    とにかく、頭で考えなくても体が動くように、徹底的に実習します。これは大事ですねエエ。
    知っていることと、できることは違いますからね。まして、現場ではね。

    止血法と三角巾の使い方、担架などによる搬送法をならいました。
    支給してくれたバックには、三角巾とガーゼが2枚ずつ入っています。
    実に便利な三角巾です。が、いつも携帯しているとは・・・。

    ヘンな話ですが、ボクは今まで脈がみれなかったのですよ。脈がないのかと思っていました。笑
    今度は大丈夫です。アッチコッチで動脈の流れを止められますよ。ちゃんとあるんですね。よかった!


    どちらも、最後に筆記と実技の検定試験があります。
    前者は柔らかめですがね。
    いずれにしても、試験は緊張するものです。3日間のプレッシャーには、かなり疲れました。酒も呑まずに復習してましたよ。健康にはいいかも?
    後者の検定結果は来年です。有効期間は3年間です。終了前に4時間の講習を受けることで継続されるそうです。
    ちなみに、講習の指導員はボランティア(婦人警官と元看護師)でして、赤十字の方からは日替わりで1名ずつ来てました。


    オモシロかったのは、実際の現場を想定してのシミュレーション訓練でしたね。
    地震で怪我人が出たといく想定で、4人が被災者役になって、8人のチームで救急するという想定です。
    オモシロ半分に被災者役を志願したんですが、ヤバイくじを引いてしまいました。
    「額から血を出し、意識もうろうとして、何事かをつぶやき、右足を引きずって、徘徊している」という役です。
    いやあ~ハズカシイ! もう後には引けません。覚悟を決めましたよ。
    結果は、ナント、受けましたねえ。ボクは役者の才能があるのかも?
    「ただのヨッパライじゃないの?」って声もありましたが・・・・。そのとおりです。はい!

    シミュレーションとはいえ、実際には何をやったらいいのか、パニックになってしまいました。
    頭が真っ白になってしまうんです。みんながみんな、もう、デタラメな処置ばかりでした。いやあ、難しいもんです。
    ちゃんとした、冷静なリーダーの必要性を感じましたね。


    それと、応急手当ですが、症状から判断するってのもスゴク難しいです。けっこうな医学知識も必要ですし、なによりも現場経験が必要ですね。
    ボクの相棒が「ボクは補助員くらいしかできないなぁ~」て言ってましたが、そのとおりだとおもいます。

    この訓練も3日もすれば忘れてしまうでしょうね。そうしないためには、日常の勉強、訓練が必要になりそうです。
    いやあ~こりゃ、この講習を受けてしまったおかげで、今後も救われない日々が続きそうです。いやはや・・・。

    にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ にほんブログ村 住まいブログ ログハウス・セルフビルドへ 参考になったらクリックお願いします。
    関連記事

    最終更新日 : -0001-11-30

    Comments







    非公開コメント

    福平さん

    どうもです。
    ご心配ありがとうございます。

    湧き水なのです。山林を100mほど引いています。
    ですから、根が多くて地中に埋められないのですよ。
    水温が12度くらいありますので、流しっぱなしでなんとか大丈夫なようです。今までは。
    (以前の沢水のときは凍結しましたがね)
    2011-12-21-11:24 あかじい
    [ 返信 ]

    あみさん

    どうもです。
    いやはや、見られなくて残念でしたね。笑

    シミュレーションの答えはありませでした。つまりパニックになってしまうことを体験させたかったようです。

    基本的には、二次被害の防止と緊急性(意識無し、心肺停止、大出血など)を優先させるということのようです。
    したがって、この場合は、安全なところに移動させて監視しておく、ということのようです。(推測ですが)

    機会があったら、ぜひ鴨鍋いただきたいものです。楽しみにしていますよ。
    2011-12-21-11:16 あかじい
    [ 返信 ]

    実際やってみる

    おばんでございます~~~

    ブログのお写真拝見いたしました。
    スミマセンお会いしておりませんでした。

    リンクできているのか良く解りませんでした。
    ゴメンなさい。

    救命救急は市の方も行っていたんですね。

    やっぱり一度は何ができるとかじゃなく、
    見た事があると言うのでも心がまえが違いますよね。

    >[額から血を出し、意識もうろうとして、何事かをつぶや>き、右足を引きずって、徘徊している」という役です。

    私も見たかったです(笑)

    実際どのように接したら良いか考えてみました。

    この場合一番の問題点は「意識がもうろうとしている」点でしょうか?能の外傷による損傷によるものか?脳梗塞等によるものなのか?心因性のショックによるも煮なのか?


    次に注目するのはビッこですか?

    怪我によるものか、脳梗塞等によるものか(ブツブツ言っているのも含めて)混乱なのか、発語の分野に問題が起きたのか?
    精神的にパニックになっているのか。

    最後に頭の出血の原因と圧迫止血に努める事。


    指導者の方はどの様に動かれていましたか?

    興味深いです。


    追伸我が家への道しるべはメールの方に書いておきますね。
    いつか一緒に鴨鍋つつきましょう。
    2011-12-21-03:20 あみ
    [ 返信 ]

    水道流しっぱなし

    水道は自家水源ですか。

    そうでなければ、凍結防止には元栓を止めたほうがいいですよ。

    元栓は、地中に置きます。
    元栓のすぐ家側に水抜き栓を付けます。
    この栓を開くと家の中の水道管の水が抜けてしまうようにします。

    私は自宅をそうしています。
    札幌に住んでいたとき見たのを、真似しました。
    2011-12-20-21:49 福平
    [ 返信 * 編集 ]

    唐さん

    いやあ、そういう経験は強いですよねえ。うらやましい。

    怪我は見てだいたいわかるけど、病気はわからないです。こりゃ難しいと思いましたね。
    2011-12-20-11:25 あかじい
    [ 返信 ]

    v-8あたしは 自衛隊で救護員やっとりましたです
    訓練中のけがの応急手当は何度も経験ありますが...
    心臓疾患などまでは 経験ありませんですワイ
    2011-12-20-11:06 唐
    [ 返信 ]

    池田さん

    まあ、知らないよりは、格段にいいと思いますね。手伝いくらいはできそうだから。今すぐなら・・・。

    将軍様は心筋梗塞らしけどAEDなかったのかな?
    トラックなおしても、どこへ行くの?
    2011-12-19-22:17 あかじい
    [ 返信 ]

    燐寸さん

    実際に使うのは、自信がありませんね。

    半年に1回くらいは復習しないとだめだねぇ。
    2011-12-19-22:13 あかじい
    [ 返信 ]

    ただの酔っぱらい・・・ワロタ。

    消防団には入ってないけど、緊急の際の知識って、やっぱり必要ですね。
    北の将軍様もお亡くなりになった事だし。
    トラックは真面目に修理しといたほうがいいかも。
    2011-12-19-21:42 池田
    [ 返信 * 編集 ]

    休日に講習会やるべきですね

    何度か受けないと忘れてしまい、なかなか実際には使えませんよ。
    心臓圧迫、これ 体力勝負です。 本職の医師でも10分もやれば息切れしてきます。
    2011-12-19-21:22 燐寸
    [ 返信 * 編集 ]