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    【RED-G】それなりBログ工房

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    2014-10-04 (Sat) 18:01

    避難指示解除準備区域での???チェンソーボラ

    ちょと前の話になりますが、ボラ仲間からの軽い要請で、先月の末(9月26、27日)に伐採ボランティアに行ってきました。
    福島県南相馬市の小高(おだか)地区にあるボランティアセンター(通称社協ボラセン)です。(数軒隣に通称松本ボラセンというのもありますが。)

    ※この地区は、事故原発から20キロくらい北にあります。
    1912年3月30日付けで、被曝が年間20ミリシーベルト以下の「避難指示解除準備区域」に再編されました。そして1916年4月の解除を目指して準備しているのです。現在は、人は出入りできますが、居住は出来ない場所なのです。

    <参考までに>福島県南相馬市小高地区~原発事故から1年半後~(2012年10月21日訪問)
    http://homepage3.nifty.com/kunihiko/radiation/odaka/odaka.htm
    今も当時の状況とほとんど変わっていませんね。


    正面玄関です。
    DSC03709.jpg

    センターの線量計です。海岸から2キロくらいの市街地です。ボクのお山と同じくらいです。
    DSC03746.jpg

    初日のマッチング先は市街地です。依頼は立木の伐採と草刈りでした。
    DSC03715.jpg
    ボクの本来の目的とは違っていたので黙っていたのですが、誰も手を挙げないので引き受けることにしました。あとから「カリタス」さんのメンバー6人も参加してくれましたが。
    みなさんチェンソーの使用頻度が少ないから敬遠してたのでしょうかねえええ?変なの。

    ※カリタス(ジャパン)とは、日本カトリック司教協議会のボランティア支援施設です。各地にあるようですが、ここ南相馬にもあったのです。
    なんと一泊500円で宿泊できるそうです。しかも2食付き!ぜひ利用してくださいな。(ボクはそれまで知らなかったのです。残念!)

    DSC03718.jpg

    半日ちょっとで完了でした。
    DSC03722.jpg

    午後からは、こちらへ移動しました。人気のミッションです。(笑)
    DSC03770-a.jpg
    内陸(海岸から5キロくらい)の山間部ですが線量が高いですねえ。 .23マイクロシーベルト毎時で、法律で定められているところの年間許容線量1ミリシーベルトを超えちゃうのですがね。こんなところで30代?の若いお姉さんがマスクもせずにボランティアしてるってのも・・・。
    もちろん、この地区の作業注意書きを承諾しているわけですが。

    ※下の方に書いてありますが、東電さんがボランティアに来てます。それも定期的に。それぞれの人たちはサバサバしてましたが、内心はどうなんでしょうねええ。

    このお屋敷の周囲の伐採作業です。立木、庭木含めて100本以上ありそうでした。
    DSC03726.jpg

    こんな屋根の掛かり木も。これはパスです。
    DSC03730.jpg

    15人位のおっさんパワーが炸裂してましたよ。(笑)
    DSC03740.jpg

    DSC03732.jpg

    50センチの玉切りです。
    DSC03733.jpg
    まるで薪づくりみたいです。2日間チェンソーを回しっぱなしでしたよ。

    じつは、通称トン袋に入れて保管するために短く切断しているということです。
    これは放射能廃棄物の除染作業???じゃないよね。

    まあ、住民からの依頼に寄り添うということでやっているようです。将来戻ってきたい。そのときまで屋敷を荒らしておきたくないという心情は理解できます。ですからここのボラセンの主なミッションは草刈りなのです。

    被災直後の状態がいまでも続いている地域の現存ボラセンですが、ボランティア数は団体さんがいない平日は十人前後のようです。かなり忘れられている存在になってしまっていますね。
    それにしても、公的な除染作業は見かけなかったのですがねえええ。どこかでやっているのかしら?

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    <蛇足>
    海岸寄りの田んぼです。
    DSC03747.jpg

    農家の人たちが瓦礫拾いをしているようでした。試験栽培でもするのでしょうかね。
    DSC03750.jpg

    堤防工事らしきこともやってました。
    DSC03760.jpg
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    最終更新日 : 2014-10-04

    Comments







    非公開コメント

    massiさん

    そうですよねええ。
    ヘルメットやチャップスを装着している人はかなりマシなんですが、カッコだけの人も、やっぱりいますねええ。
    きちんとした知識、訓練、経験が必要なのですが、誰でも最初は初心者なので、これらを意識できているかどうかで差が出るのですね。
    なので、その見分けは難しいのです。強いて言えば、他人に注意を喚起出来る人はいいでしょうかねえええ。
    2014-10-13-18:07 あかじい
    [ 返信 ]

    う~ん、僕なんかMyチェーンソーなんか持ってきてる人がいたらそれだけで「この人はスゴイ人だろう」と判断してしまいそうです。
    伐採作業があるときは気をつけます!!
    2014-10-13-14:13 massi
    [ 返信 ]

    massiさん

    興味があったので出かけてみただけですよ。
    あの塀は、やっぱり気になったので、木を伐る前に確かめましたよ。木には負担を掛けてないし、構造上も持ちこたえていました。こういうところはキッチリ確認しないとね。

    カリタスさんの件、了解です。こんど泊まってみようかな。何事も体験。なっちゃんにも会いたいしね。

    草刈りは、普通は年に数回刈りますから。年に1回くらいだとすごく伸びて非常に大変な作業になりますね。
    伐採も、どこかでやると、それが連鎖しているのかも。ちょと考えもんかもしれません。あの伐採している人達は非常に危険に見えます。くれぐれも近づき過ぎないように。
    別のボラセンでも話題になっていますが、技量の判断は非常に難しいです。
    お気をつけて!

    2014-10-06-09:40 あかじい
    [ 返信 ]

    お出かけいただきありがとうございました!1軒めですが、伐ったら今度は塀がコワクないですか!?(笑)
    ちなみにカリタスの500円は代金ではなくて寄付なのだそうです。だからみんなが言う500円という金額は不文律みたいなものかもしれません。
     
    たしかにここは草刈りメインですね。毎年入ってるお宅もあるんじゃ?で、最近「伐採」ってワードが増えてる気もします。10日はまた人手が要るようなので、今度は僕が行ってみようと思います。
    2014-10-05-23:46 massi
    [ 返信 ]

    亀さん

    メインは草刈りで、伐採などは付帯作業ですよ。
    結果は似通ってしまうのかもしれませんが、あくまでも住民への不安の解消でしょうね。
    2014-10-05-08:44 あかじい
    [ 返信 ]

    燐寸さん

    広島での長期活動、お疲れさまです。
    社協の縮小ってのは、あいかわらで疑問に思いますね。
    ここのボラセンが残っている意義を考えてみたいですね。
    2014-10-05-08:39 あかじい
    [ 返信 ]

    Draさん

    やってみなきゃわからないことが沢山ありますよね。
    被災地も外から見るのと内から見るのとでは大きな違いがありますよ。
    2014-10-05-08:33 あかじい
    [ 返信 ]

    やられてますね

    何か体の良い除染作業のような気がしてなりません。

    誰か声を上げた方が良いかもよ。
    2014-10-05-00:18 亀仙人
    [ 返信 ]

    そうそう

    議員でも草刈くらいはできるでしょ。

    2食付きで500円とはいいですね~

    こちら、10月1日から社協の体勢が変わってひと苦労してます。
    ま、今までどことも同じことをやらかしてますが・・・
    2014-10-04-22:58 燐寸
    [ 返信 * 編集 ]

    国会でえらそうな顔して座っている議員連中。
    せめて一日くらい全員で草刈りしましょう。
    なんてことフッと脳裏をよぎりました。
    2014-10-04-20:37 Dra&長靴
    [ 返信 ]