11月中旬から茨城の自宅に戻ってます。
基本的には車検と冬用タイヤへの交換でした。が、もろもろの用事が待っていましたよ。
その一つが、以前から給湯器にゴミが詰まるというので、砂取り器をつけることになりました。
今回は、その一部始終を記事にしてみました。
新規じゃなくて、既存の配管を加工するというのは面倒ですねええ。
いろいろ失敗して勉強になりましたよ。ま、仕事じゃないんで、ノンビリと楽しんでますが。
これは給湯器の減圧弁についているストレーナーです。
茶色いゴミや寒天みたいな異物がたまってました。これで1週間です。ちょと多すぎです。

ほかの蛇口にサラシを取り付けて1日出しっぱなしにしていたものです。
やはり茶色いゴミや黒い砂粒が溜まってました。

井戸ポンプです。水中ポンプ方式です。
砂取り器などいろいろなフィルターを検討しましたが、数千円から数万円のものまでありましたね。
一般の浅井戸用ポンプじゃないのでポンプの前(井戸側)に取り付ける安価なものは使えません。悩みどころです。

井戸の配管を確認してみました。
30年くらい前に施工ですから、もしかして鉄管配管で、錆びていたら総取り替えかな?と不安だったのですよ。
さいわい塩ビ管でした。ちょと安心。

砂取り器です。アイチポンプ興業の口径25のものにしました。
これならポンプの後ろ側(吐出側)に取り付けられます。しかも安い。送料込で1万1千円くらい。
フィルターは硬いウレタンスポンジって感じ。金属の100メッシュ相当だそうです。替えフィルターは2000円くらい。

配管部品です。これもいろいろ悩みましたねぇ。
左から順に、ポンプのタンク出口は口径25(内径25ミリ)なので、金属のバルソケ(バルブソケット)を使いました。塩ビなら安いのですが安心感を買いました。
金属バルブも25です。メンテナンス時に水を止めるためです。ポンプの電源をいちいち抜くのは面倒ですから。
次が砂取り器でこれも25です。この出口から異型ソケットで20に変換します。元々の配管が20なのです。
ここで迷ったのですが、ネジでつなぐユニオンという接続器を使いました。なにかあったときに外せますからね。ただ、漏れないか不安だったのですがね。
塩ビ管はふつうに接着(溶着)してしまうと、外せないので切断するしかありません。しかもその部品は使えなくなってしまいます。
この先はエルボや異型チーズ(屋外栓は16だった)で配管しました。
ところでソケット間は6センチ空けることにしました。これは、万が一間違って接続してしまっても中間で切断すればソケットなどは再利用できるからです。半分の30ミリあれば呑み込み分になります。
※結果的には片側4センチ、合計8センチあったほうがいいですね。

配管完成状態です。まだ接着してません。仮接続で寸法を測ってます。
これが失敗だったのですがね。。それは後ほど。

パイプのカットは金切りノコを使いました。多少直角でなくても支障ありません。
金属用や塩ビ用のパイプカッターは数千円と高価ですからね。これで十分です。どうせ面取りが必要なんですから。

つい色気を出して面取り器を買ってしまいました。1300円くらい。これも失敗しました。
内外共に削れるのですがギザギザ状態です。どうやってみても滑らかに削れません。
まあ面取りさえできていれば実用なのかもしれませんがね。

100番の紙やすりがグーでした。

内側専用の道具も売っていましたが、これもカッターで十分ですね、というか紙やすりでOKです。
重要なのは内側より外側のバリ取りです。滑らかにしとかないと接着剤が均一にならず、接着不良の原因になってしまいます。
ちなみに接着剤は両方に塗り、真っ直ぐ差し込みますね。

ポンプ小屋のブロックの穴あけ切断は、手持ちのコンクリートドリルを使いました。
連続して穴を開け、金槌ではつりました。軽量ブロックなので柔らかいです。
ディスクグラインダーのダイヤモンド刃を買おうかと思ったのですが、1000~5000円もするので止めときましたよ。

既存配管の切断です。これは緊張しましたねぇ。
場所に間違いがないか?手順は大丈夫か?大量に水が出てくるのではないか?バルソケは外れるのか?ホント不安でしたよ。ま、大したこともなく切断できましたが。

心配だったバルソケもプライヤーレンチで無事に回りました。

パイプを切ってビックリ。内側がこんなに汚れていました。

それにタンクの内側には、寒天状のものも。コリャ飲む気になれませんねええ。って飲んでいたけど・・・。(ちなみに飲料用は浄水器を通してます。)
これらが砂取り器で濾せるのかしら?新たな不安材料です。

新規の配管です。これも緊張しますねえ。一度溶着したらはずせませんからねl
手順を考えて考えて考えて・・・、シミュレーションして、事前に接着してたりしたんですが、最後の方はけっこうやりにくい状態になってしまいました。ま、こんなもんかぁ~。
ですが、あれま!寸法が違う。段差が出来て、5センチほど足りない!
事前接続時に気づいてたんですが、そこまで気が回らなかったのですよ。
この原因は、接着剤を塗ると表面が融けるんです。メス側はテーパー状に徐々に狭くなってますので、押し込むと柔らかくなった分だけ余計に入ってしまうのです。
何も塗らないと20ミリくらいしか入らないのですが、それが25ミリくらい入ってしまうのです。それが8か所もありましたからね。最後の長さ調整部分は、最後にカットスべきだったのです。

ですが、ここで例のユニオンが効いてくるのですよ。数センチくらいならこれで吸収してくれます。

一時間(接着強度が90%以上になります)ほど置いてから通水です。ここも緊張しますねぇ。
ポンプの電源を入れました。水漏れはしませんでした。一安心です。
さらにこの状態で1日様子をみましたが大丈夫でした。
穴を埋め戻した後、凍結予防に断熱材を巻きます。黄色いテープは仮止めです。
ソケットなどの外形は太いので段差だらけです。20用25用30用を使い、足りない部分は短冊状に切って補っています。

保護テープを巻いて完成です。
念のため、3分割しておきました。何かの時に全部バラさなくてもすみますからね。

小屋掛けするために、手持ちのブロックを並べてみました。
砂取り器の横にある柱は、配管のたわみをなくすための支えです。

砂取り器のメンテナンス(下部のネジを緩めてゴミを出す)ためにボールを置いてシュミレーションしてみました。
フィルター交換は上部のネジを外す必要があります。
なので、どういう風に小屋掛けするか、これからまた一悩みします。

ということで、とりあえず完成です。
構想、検討から8日間。実働3日間くらい。
配管部品は8000円くらいなので、材料費は約2万円です。
工賃は、業者に頼んだら、2人工くらいでしょうかねぇ。でも5~6万円はとるでしょうね。
ボクはタダなのに、たいしたねぎらいの言葉もないのですよ。
同じタダでも、笑顔やお礼を言われたりする災害ボランティアの方がよっぽどやりがいがありますねぇ。(笑)
※うろ覚えのことはネットで調べましたが、ネットって、ほんとに知識がない人が信用できる情報は1割り程度ですねえ。
理由が書いてないのが多いですね。コレについては後日にでも。
お役に立ったらクリックを!]]]]]
<オマケ>
いろいろ用事が盛りだくさんで、ブログ更新も滞ってしまいました。そのいろいろとは。
●車の車検は、余計な部品交換もあり、1周間も掛かってしまいました。
●大量の荷物の出し入れがけっこう面倒なのです。みつからなかった物が出てきたりします。整理せねば、といつも思います。
●冬用タイヤ交換は、いつもローテーションで迷いますねえ。わかるように書いておかねば、といつもおもいます。
●ふたたび咳がひどくなったので医者にいきました。いきなりレントゲンとCT検査。さいわい肺がんではなさそうです。肺気腫などのCOPDも軽症です。50年mpタバコを吸っているのに。
5種類の薬を1週間飲んだら咳はとまりました。が、痰の切れが悪く、さらに10日間延長です。それでダメなら咽頭検査のようです。咽頭がん?
●屋敷の周囲にある垣根の手入れです。こまめにやってりゃいいのにねぇ。
その他に着きの悪い蛍光灯のグローの交換など。なんで放っておくかねぇ。、
●近所の知り合い宅の樫の木の伐採。崖にある元経50センチ。
7メータ上部の枝を片側半分だけ落とし、重心を反対側にかけて伐り倒しました。そして1mで玉切り。
●毎年副業的にやっているビニールハウスの助っ人。
とりあえず数件の張替え作業。でもいつもの相棒がいないので一人じゃ大変だわ。
●給湯器の動作不良点検。頻繁に点火せず。業者を呼べばいいのにぃ。
いろいろみた結果、灯油タンクの水分が原因のよう。ぜんぜん水抜きしてないらしい。
水抜き、油漏れ、サビ取り、穴塞ぎ。これについては別途ブログ記事にしますよ。
まあ、いろいろあるねええ。そろそろ岩手の山小舎に逃げ帰りたい。
基本的には車検と冬用タイヤへの交換でした。が、もろもろの用事が待っていましたよ。
その一つが、以前から給湯器にゴミが詰まるというので、砂取り器をつけることになりました。
今回は、その一部始終を記事にしてみました。
新規じゃなくて、既存の配管を加工するというのは面倒ですねええ。
いろいろ失敗して勉強になりましたよ。ま、仕事じゃないんで、ノンビリと楽しんでますが。
これは給湯器の減圧弁についているストレーナーです。
茶色いゴミや寒天みたいな異物がたまってました。これで1週間です。ちょと多すぎです。

ほかの蛇口にサラシを取り付けて1日出しっぱなしにしていたものです。
やはり茶色いゴミや黒い砂粒が溜まってました。

井戸ポンプです。水中ポンプ方式です。
砂取り器などいろいろなフィルターを検討しましたが、数千円から数万円のものまでありましたね。
一般の浅井戸用ポンプじゃないのでポンプの前(井戸側)に取り付ける安価なものは使えません。悩みどころです。

井戸の配管を確認してみました。
30年くらい前に施工ですから、もしかして鉄管配管で、錆びていたら総取り替えかな?と不安だったのですよ。
さいわい塩ビ管でした。ちょと安心。

砂取り器です。アイチポンプ興業の口径25のものにしました。
これならポンプの後ろ側(吐出側)に取り付けられます。しかも安い。送料込で1万1千円くらい。
フィルターは硬いウレタンスポンジって感じ。金属の100メッシュ相当だそうです。替えフィルターは2000円くらい。

配管部品です。これもいろいろ悩みましたねぇ。
左から順に、ポンプのタンク出口は口径25(内径25ミリ)なので、金属のバルソケ(バルブソケット)を使いました。塩ビなら安いのですが安心感を買いました。
金属バルブも25です。メンテナンス時に水を止めるためです。ポンプの電源をいちいち抜くのは面倒ですから。
次が砂取り器でこれも25です。この出口から異型ソケットで20に変換します。元々の配管が20なのです。
ここで迷ったのですが、ネジでつなぐユニオンという接続器を使いました。なにかあったときに外せますからね。ただ、漏れないか不安だったのですがね。
塩ビ管はふつうに接着(溶着)してしまうと、外せないので切断するしかありません。しかもその部品は使えなくなってしまいます。
この先はエルボや異型チーズ(屋外栓は16だった)で配管しました。
ところでソケット間は6センチ空けることにしました。これは、万が一間違って接続してしまっても中間で切断すればソケットなどは再利用できるからです。半分の30ミリあれば呑み込み分になります。
※結果的には片側4センチ、合計8センチあったほうがいいですね。

配管完成状態です。まだ接着してません。仮接続で寸法を測ってます。
これが失敗だったのですがね。。それは後ほど。

パイプのカットは金切りノコを使いました。多少直角でなくても支障ありません。
金属用や塩ビ用のパイプカッターは数千円と高価ですからね。これで十分です。どうせ面取りが必要なんですから。

つい色気を出して面取り器を買ってしまいました。1300円くらい。これも失敗しました。
内外共に削れるのですがギザギザ状態です。どうやってみても滑らかに削れません。
まあ面取りさえできていれば実用なのかもしれませんがね。

100番の紙やすりがグーでした。

内側専用の道具も売っていましたが、これもカッターで十分ですね、というか紙やすりでOKです。
重要なのは内側より外側のバリ取りです。滑らかにしとかないと接着剤が均一にならず、接着不良の原因になってしまいます。
ちなみに接着剤は両方に塗り、真っ直ぐ差し込みますね。

ポンプ小屋のブロックの穴あけ切断は、手持ちのコンクリートドリルを使いました。
連続して穴を開け、金槌ではつりました。軽量ブロックなので柔らかいです。
ディスクグラインダーのダイヤモンド刃を買おうかと思ったのですが、1000~5000円もするので止めときましたよ。

既存配管の切断です。これは緊張しましたねぇ。
場所に間違いがないか?手順は大丈夫か?大量に水が出てくるのではないか?バルソケは外れるのか?ホント不安でしたよ。ま、大したこともなく切断できましたが。

心配だったバルソケもプライヤーレンチで無事に回りました。

パイプを切ってビックリ。内側がこんなに汚れていました。

それにタンクの内側には、寒天状のものも。コリャ飲む気になれませんねええ。って飲んでいたけど・・・。(ちなみに飲料用は浄水器を通してます。)
これらが砂取り器で濾せるのかしら?新たな不安材料です。

新規の配管です。これも緊張しますねえ。一度溶着したらはずせませんからねl
手順を考えて考えて考えて・・・、シミュレーションして、事前に接着してたりしたんですが、最後の方はけっこうやりにくい状態になってしまいました。ま、こんなもんかぁ~。
ですが、あれま!寸法が違う。段差が出来て、5センチほど足りない!
事前接続時に気づいてたんですが、そこまで気が回らなかったのですよ。
この原因は、接着剤を塗ると表面が融けるんです。メス側はテーパー状に徐々に狭くなってますので、押し込むと柔らかくなった分だけ余計に入ってしまうのです。
何も塗らないと20ミリくらいしか入らないのですが、それが25ミリくらい入ってしまうのです。それが8か所もありましたからね。最後の長さ調整部分は、最後にカットスべきだったのです。

ですが、ここで例のユニオンが効いてくるのですよ。数センチくらいならこれで吸収してくれます。

一時間(接着強度が90%以上になります)ほど置いてから通水です。ここも緊張しますねぇ。
ポンプの電源を入れました。水漏れはしませんでした。一安心です。
さらにこの状態で1日様子をみましたが大丈夫でした。
穴を埋め戻した後、凍結予防に断熱材を巻きます。黄色いテープは仮止めです。
ソケットなどの外形は太いので段差だらけです。20用25用30用を使い、足りない部分は短冊状に切って補っています。

保護テープを巻いて完成です。
念のため、3分割しておきました。何かの時に全部バラさなくてもすみますからね。

小屋掛けするために、手持ちのブロックを並べてみました。
砂取り器の横にある柱は、配管のたわみをなくすための支えです。

砂取り器のメンテナンス(下部のネジを緩めてゴミを出す)ためにボールを置いてシュミレーションしてみました。
フィルター交換は上部のネジを外す必要があります。
なので、どういう風に小屋掛けするか、これからまた一悩みします。

ということで、とりあえず完成です。
構想、検討から8日間。実働3日間くらい。
配管部品は8000円くらいなので、材料費は約2万円です。
工賃は、業者に頼んだら、2人工くらいでしょうかねぇ。でも5~6万円はとるでしょうね。
ボクはタダなのに、たいしたねぎらいの言葉もないのですよ。
同じタダでも、笑顔やお礼を言われたりする災害ボランティアの方がよっぽどやりがいがありますねぇ。(笑)
※うろ覚えのことはネットで調べましたが、ネットって、ほんとに知識がない人が信用できる情報は1割り程度ですねえ。
理由が書いてないのが多いですね。コレについては後日にでも。


<オマケ>
いろいろ用事が盛りだくさんで、ブログ更新も滞ってしまいました。そのいろいろとは。
●車の車検は、余計な部品交換もあり、1周間も掛かってしまいました。
●大量の荷物の出し入れがけっこう面倒なのです。みつからなかった物が出てきたりします。整理せねば、といつも思います。
●冬用タイヤ交換は、いつもローテーションで迷いますねえ。わかるように書いておかねば、といつもおもいます。
●ふたたび咳がひどくなったので医者にいきました。いきなりレントゲンとCT検査。さいわい肺がんではなさそうです。肺気腫などのCOPDも軽症です。50年mpタバコを吸っているのに。
5種類の薬を1週間飲んだら咳はとまりました。が、痰の切れが悪く、さらに10日間延長です。それでダメなら咽頭検査のようです。咽頭がん?
●屋敷の周囲にある垣根の手入れです。こまめにやってりゃいいのにねぇ。
その他に着きの悪い蛍光灯のグローの交換など。なんで放っておくかねぇ。、
●近所の知り合い宅の樫の木の伐採。崖にある元経50センチ。
7メータ上部の枝を片側半分だけ落とし、重心を反対側にかけて伐り倒しました。そして1mで玉切り。
●毎年副業的にやっているビニールハウスの助っ人。
とりあえず数件の張替え作業。でもいつもの相棒がいないので一人じゃ大変だわ。
●給湯器の動作不良点検。頻繁に点火せず。業者を呼べばいいのにぃ。
いろいろみた結果、灯油タンクの水分が原因のよう。ぜんぜん水抜きしてないらしい。
水抜き、油漏れ、サビ取り、穴塞ぎ。これについては別途ブログ記事にしますよ。
まあ、いろいろあるねええ。そろそろ岩手の山小舎に逃げ帰りたい。
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最終更新日 : 2016-12-08