ボランティアに行くと、何かと宿題をもらってきてしまうのですよ。
廃材を使った大きな東屋だとか、被災立木を利用した自然体験宿泊ログハウスだとか・・・。
「全部お任せで」ってのは、ちと荷が重過ぎるのでペンディングにしてます。本人たちが主体的のおやらないことには手を貸さない主義ですからね。
もともとセルフビルド応援団(ボランティア)なのですよ。
ところが、先日、唐桑半島カキ養殖のボランティアで行ったとき、観光用に使う「海中を覗くものが欲しい」といわれました。「とりあえず試作品が見たい」ってね。
一般的には漁師が使う「メガネ箱」です。
これが頭の隅に転がってまして、ボチボチと調べたり、検討してみたりしていました。
市販のものは、円錐か角錐形で、底面径30センチ、高さ40センチくらいなのです。安い市販品は2000円くらい、プロ用は15000円くらいでした。
これらでは高さが足りないのです。船が大きいので、だいたい80センチ以上は必要そうです。
それに、多人数で見るにはそれだけの個数も必要になります。
とりあえず試作として、個人用(小型)と複数人用(大型)の2種類を考えてました。
個人用には、市販品に延長管を取り付ければいいかな?とか、30センチ径ほどの塩ビ管にガラスは嵌めれば簡単に作れるかな?とか、大きいものを作る試作として木工のほうがいいかなとか・・・。
手元にコンパネと細い角材があったので、暇つぶしをかねて個人用を試作してみることにしました。
で、簡単な図面を画いて、材料を買ってきましたよ。

底面のガラスは、後で買うことにしてました。5ミリ厚は欲しいけど高い(値段)だろうなあ~。
同時に、アクリル板でもいいかな?とか、ポリカ板でもいいかな?とか、考えたのですが、よくよく調べると、これらは伸び縮みするんですね。1メートルで数ミリとか書いてありました。こりゃ防水対策が難しそう。
そんなとき、ひょっと思い出したのです。もしかしたら手持ちのガラスがあったかも?廃材集めが趣味ですからね。
家捜ししてみましたよ。ありましたねええ5ミリ厚のが。けど、デカイ。約50×60センチあります。
ということで、きゅうきょ中型に変更することにしました。

また、図面の書き直しです。 面倒くさくなって、直方体にすることにしました。
四角錐にすると、あらゆるところで斜め切りが必要になるからですよ。
まずは材料の切り出しです。

荒角材のカンナ掛けとか、古いコンパネの汚れ落としのサンダー掛けもすませました。
コーキング剤を塗ってビス止め組み立てです。

※じつは、このときはまだコーキングの不具合に気がつかなかったのです。
こんな風に出来上がりました。

いやあ、ちょっと重すぎますねえ。ちと気も重い。
コンパネサイズのままなので、高さは90センチあります。長すぎたら切るつもりでしたから。
内部を黒色に塗装しました。

外部は防水性を高めるためにコーキングしました。

念を入れて、継ぎ目や木口、ネジ頭をしっかり埋めましたよ。
外部は赤色に塗装しました。

2時間くらい放置した後に塗ったのでした。
ところが・・・・・・。
塗料が乾いて触ってみたら、コーキングのところが剥がれるじゃないですか。フニャフニャなのです。
コーキングが薄い膜状だからダイジョブだと思っていたのですが、硬化してなかったのですね。
けっきょくコーキングを剥がすことになりました。

やれやれ、塗りなおしです。
マスキングしてガラスの取り付けです。

ここでも失敗。
今度は時間を置いて、数時間後にテープを剥がしたのですが、柔らかいコーキングがテープに付いてアチコチを汚す始末です。
コーキングが汚くなってしまいました。でも性能には影響なさそうなので、まあ、いいかっ!
それを溶剤でふき取って、一晩置くことにしました。そうしたら表面が触れるようにはなりましたが、硬化が遅いです。
原因を調べていたら、これは「【変性】シリコーン」って種類だったのです。
塗料は塗れるのですが、硬化時間が長いのです。触れるようになるまで24時間、実用硬化まであ5日間とか書いてありましたよ。ヤレヤレ、気がつかなかった~!
次回は普通のシリコーンだね。
木片にコーキングを塗って、室内に置いて実験したのです。一晩でかなり硬化してます。
気温も影響するようです。作業場は零下でしたからね。
それで、室内で移動してきました。いやあ~邪魔だぁ~。

それに重い! 角錐にすれば多少は軽量化できるけど・・・。
取っ手と、固定用ロープをつけて完成。
<写真>
試作品なので、細かいところは省略したり簡略化したりしてます。
実験用カバーです。

角錐形にしたときの覗き窓を小さくしたものを想定して段ボールで作ってみたのです。
モヤモヤしてた3日間。ちょっとその気になって調査構想の3日間。工作は3日でほぼ完成したけれど、塗装とコーキングに手間取って1週間。合計2週間もかかかってしまいましたです。
さて、実用化試験です。使い物になるのかしら・・・。心配だなあ~。
前回から2週間後。行ってきましたよ。
さて、乙姫様の入浴シーンは覗けるのか・・・。結果は次回のお楽しみ~。
参考になったらクリックお願いします。
廃材を使った大きな東屋だとか、被災立木を利用した自然体験宿泊ログハウスだとか・・・。
「全部お任せで」ってのは、ちと荷が重過ぎるのでペンディングにしてます。本人たちが主体的のおやらないことには手を貸さない主義ですからね。
もともとセルフビルド応援団(ボランティア)なのですよ。
ところが、先日、唐桑半島カキ養殖のボランティアで行ったとき、観光用に使う「海中を覗くものが欲しい」といわれました。「とりあえず試作品が見たい」ってね。
一般的には漁師が使う「メガネ箱」です。
これが頭の隅に転がってまして、ボチボチと調べたり、検討してみたりしていました。
市販のものは、円錐か角錐形で、底面径30センチ、高さ40センチくらいなのです。安い市販品は2000円くらい、プロ用は15000円くらいでした。
これらでは高さが足りないのです。船が大きいので、だいたい80センチ以上は必要そうです。
それに、多人数で見るにはそれだけの個数も必要になります。
とりあえず試作として、個人用(小型)と複数人用(大型)の2種類を考えてました。
個人用には、市販品に延長管を取り付ければいいかな?とか、30センチ径ほどの塩ビ管にガラスは嵌めれば簡単に作れるかな?とか、大きいものを作る試作として木工のほうがいいかなとか・・・。
手元にコンパネと細い角材があったので、暇つぶしをかねて個人用を試作してみることにしました。
で、簡単な図面を画いて、材料を買ってきましたよ。

底面のガラスは、後で買うことにしてました。5ミリ厚は欲しいけど高い(値段)だろうなあ~。
同時に、アクリル板でもいいかな?とか、ポリカ板でもいいかな?とか、考えたのですが、よくよく調べると、これらは伸び縮みするんですね。1メートルで数ミリとか書いてありました。こりゃ防水対策が難しそう。
そんなとき、ひょっと思い出したのです。もしかしたら手持ちのガラスがあったかも?廃材集めが趣味ですからね。
家捜ししてみましたよ。ありましたねええ5ミリ厚のが。けど、デカイ。約50×60センチあります。
ということで、きゅうきょ中型に変更することにしました。

また、図面の書き直しです。 面倒くさくなって、直方体にすることにしました。
四角錐にすると、あらゆるところで斜め切りが必要になるからですよ。
まずは材料の切り出しです。

荒角材のカンナ掛けとか、古いコンパネの汚れ落としのサンダー掛けもすませました。
コーキング剤を塗ってビス止め組み立てです。

※じつは、このときはまだコーキングの不具合に気がつかなかったのです。
こんな風に出来上がりました。

いやあ、ちょっと重すぎますねえ。ちと気も重い。
コンパネサイズのままなので、高さは90センチあります。長すぎたら切るつもりでしたから。
内部を黒色に塗装しました。

外部は防水性を高めるためにコーキングしました。

念を入れて、継ぎ目や木口、ネジ頭をしっかり埋めましたよ。
外部は赤色に塗装しました。

2時間くらい放置した後に塗ったのでした。
ところが・・・・・・。
塗料が乾いて触ってみたら、コーキングのところが剥がれるじゃないですか。フニャフニャなのです。
コーキングが薄い膜状だからダイジョブだと思っていたのですが、硬化してなかったのですね。
けっきょくコーキングを剥がすことになりました。

やれやれ、塗りなおしです。
マスキングしてガラスの取り付けです。

ここでも失敗。
今度は時間を置いて、数時間後にテープを剥がしたのですが、柔らかいコーキングがテープに付いてアチコチを汚す始末です。
コーキングが汚くなってしまいました。でも性能には影響なさそうなので、まあ、いいかっ!
それを溶剤でふき取って、一晩置くことにしました。そうしたら表面が触れるようにはなりましたが、硬化が遅いです。
原因を調べていたら、これは「【変性】シリコーン」って種類だったのです。
塗料は塗れるのですが、硬化時間が長いのです。触れるようになるまで24時間、実用硬化まであ5日間とか書いてありましたよ。ヤレヤレ、気がつかなかった~!
次回は普通のシリコーンだね。
木片にコーキングを塗って、室内に置いて実験したのです。一晩でかなり硬化してます。
気温も影響するようです。作業場は零下でしたからね。
それで、室内で移動してきました。いやあ~邪魔だぁ~。

それに重い! 角錐にすれば多少は軽量化できるけど・・・。
取っ手と、固定用ロープをつけて完成。
<写真>

試作品なので、細かいところは省略したり簡略化したりしてます。
実験用カバーです。

角錐形にしたときの覗き窓を小さくしたものを想定して段ボールで作ってみたのです。
モヤモヤしてた3日間。ちょっとその気になって調査構想の3日間。工作は3日でほぼ完成したけれど、塗装とコーキングに手間取って1週間。合計2週間もかかかってしまいましたです。
さて、実用化試験です。使い物になるのかしら・・・。心配だなあ~。
前回から2週間後。行ってきましたよ。
さて、乙姫様の入浴シーンは覗けるのか・・・。結果は次回のお楽しみ~。


- 関連記事
-
-
唐桑ボラの宿題 :乙姫様用ノゾキ君2号だ! 2012/03/12
-
唐桑ボラの宿題 :乙姫様ノゾキ箱の成果は? 2012/03/06
-
唐桑ボラの宿題 :乙姫様ノゾキ箱作り騒動 2012/03/04
-
唐桑ボラ:旨みもあるカキ養殖のお手伝い 2012/02/21
-
唐桑ボラ:御殿復活のお手伝い 2012/02/19
-
最終更新日 : -0001-11-30
ボランティアに行くと、何かと宿題をもらってきてしまうのですよ。廃材を使った大きな東屋だとか、被災立木を利用した自然体験宿泊ログハウスだとか・・・。「全部お任せで」ってのは、ちと荷が重過ぎるのでペンディングにしてます。本人たちが主体的のおやらないことには... …
2012/03/25 18:05 まとめwoネタ速suru