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    【RED-G】それなりBログ工房

    手づくりの丸太小屋に住み、エコでエコな山暮らしやログスクール、セルフビルド支援、災害ボランティアなどのノウハウや情報を発信しています。

    Top Page › 道具について考えた › 金槌、玄翁、ハンマー?
    2009-07-10 (Fri) 13:39

    金槌、玄翁、ハンマー?

    ログワークに使う金鎚いろいろです。

    金鎚は金属の頭をもった総称ですね。玄翁は大工さんが使う両切りタイプ。ハンマーは英語ですが、日本ではもっと大型のものをさすようです。
    IMG_4976.jpg

    一番上は玄翁と呼ばれますね。
    ボクの愛用品です。色具合をみても使い込んでいるのがわかりますね。
    540グラムです。ときどき450グラムくらいのものを持ってくる人がいますが、ログにはちょっと軽すぎますね。(もっともホームセンターでは売っていませんからね)

    ログ作業では、ノッチの叩き落とし、ノミでのスコーリング、ホゾ穴堀がおもな用途ではないでしょうか。ノッチを引っ叩いて落とすには、この重さが必要なんですね。

    二番目はツーバイフォーハンマーと呼ばれるものです。
    重さはちょうどいいのですが、ノミ打ちではクサビ側があんがい邪魔になります。
    ログの本ではよく紹介されているので使っている方も多いのでしょうね。クサビ側でノッチを欠き取るように使うようですが、ボクはその必要性はあまり感じませんね。
    叩けば落ちるし、落ちないときは節があるときなので、クサビでも取れないですからね。

    平らな面に釘頭の滑り止めと称して格子状の溝が掘ってあるのもあるんですが、これはノミの柄を痛めますね。それでボクは削ってしまいました。
    この手のハンマーは、米国製なるものもありますね。かっこいいのですが、非常に高価です。8千円とか1万円以上とかします。それでも持っている方がいるのですね。一種のシンボルでしょうか。ログビルダーっぽいですからね。
    ちなみにボクのは国産で2千5百円くらいでした。一応サンプルとしておいてあります。

    三番目は型枠ハンマーと呼ばれるものです。
    クサビ状の曲がりがキツイんですね。これだとノッチの欠き落としも、ノミ打ちもやりにくいです。
    でも、ノッチの叩き落としには使えます。また、釘抜きにはこの曲がりの方が使いやすいですね。

    四番目は同じ型枠ハンマータイプですが柄が極端に短いです。
    ニッポンのログ棟梁が便利そうだとおもって買って、使ってみたら、やたら手を打つので放っておいたのを拾ってきたものです。
    一見便利そうな気がしますよねえ。まだ使っていませんが、ボクも手を叩いてからでないと捨てませんね。

    道具は使ってみないとわからない場合が多いですよね。
    それでけっこう投資しちゃったりするのですが、あとで考えるともったいないもんです。まあ、道具道楽ってお店が繁盛しているくらいですからねえ・・・。
    基本的に多機能や兼用タイプってのは、そこそこでの機能です。で、後悔することになっちゃうのですね。

    初めて買う場合は、雑誌に載っていたり、有名な方が使っていると、それを真似して購入するというパターンが多いのではないでしょうか。
    ボクは有名じゃないので、愛用の玄翁タイプは普及しないでしょうね。
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    最終更新日 : 2024-02-03

    Comments







    非公開コメント

    ハンマーマニアさん

    ご指摘ありがとうございます。
    そうですねええ。型枠用はたしかに柄が長いですね。
    ネイルハンマー、覚えておきます。
    2018-06-30-06:56 赤G
    [ 返信 ]

    訂正

    三番目は型枠用ではありません。
    ネイルハンマーと呼ばれる物で、海外ではこれが最も一般的な普通の釘打ちハンマーです。
    型枠ハンマーとは、言ってみれば二番目にツーバイ用として挙げておられるハンマーの発展系で柄が長い割に頭が小さい特徴があります。
    また現在ではハンマーのサイド部分にも打撃面があり、狭い空間、振り回せない隙間でも釘を打てる物が大半です。
    2018-06-29-23:44 ハンマーマニア
    [ 返信 ]

    トンチンカン

    腎ちゃんで~すさん

    な~んだ!釘締めのはなしですか。
    それにしても、関西の大工さんは器用なんですね。
    釘の頭を釘締めで打てるなんて!
    2009-07-13-17:02 あかじい
    [ 返信 ]

    私は使ってません、でも釘を打って頭を沈める時普通は釘締めを当てトンカチで叩くのですが、関西風は
    トンカチをくるっと回してそのまま頭を沈めます。

    要するに作業効率が高いんですね、でも最近はコースレッドや鉄砲(釘打ち機)を使うから必要無いかも。

    2009-07-13-09:54 腎ちゃんで~す!
    [ 返信 ]

    関西のビルダー?

    腎ちゃんで~すさん。お久しぶり。
    順調にいってますかあ?

    えっ!そっちのほうのでは、そんなトンカチを使っているビルダーが多いんですか。
    すいません、勉強不足です。
    それを使っている理由はなんですかね?
    2009-07-12-08:52 あかじい
    [ 返信 ]

    あれれ?関西の頭が釘締めになった金鎚が出て無い、
    関東と関西では玄翁(金鎚)にも違いが有るとか?
    2009-07-11-22:21 腎ちゃんで~す!
    [ 返信 ]

    失礼しました

    唐宇了 殿
    さっそくチェックが入りましたね。(笑)
    そのとおりです。チェンソーは持ち替えないほうがリズムがいいですね。

    ボクは取れないときに使うようにしているのですが、以前の習慣でつい引っ叩いてしまいますね。
    でも、コレわりと気持ちがいいのですよ。

    ところで、玄翁を使わせないと、正確になるというのはどうしてでしょうかね?
    2009-07-11-19:52 あかじい
    [ 返信 ]

    だめですよ

    うちでは ノッチやグループを切るときに玄翁やバール(ふぃリングレバーも)を使うのは厳禁です

    玄翁でたたかなくとも 
    ちょっとバーでこじる程度で ポロリと取れるような切り方を するように 指導しています
    玄翁を使うとチェンソーワークの一連の作業が中断されて スマートさがなくなるような気がしますので

    玄翁を使わせないと 正確に切るような なります 
    2009-07-11-08:52 唐 宇 了
    [ 返信 ]