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    【RED-G】それなりBログ工房

    手づくりの丸太小屋に住み、エコでエコな山暮らしやログスクール、セルフビルド支援、災害ボランティアなどのノウハウや情報を発信しています。

    Top Page › 道具について考えた › トラブルチェンソー復活(ネジ穴修復など)
    2011-05-24 (Tue) 17:44

    トラブルチェンソー復活(ネジ穴修復など)

    それにしても、最近チェンソーのトラブルが多いのです。

    先日、ボランティアに持っていったチェンソーのスターターロープが切れました。
    それを直して、また持っていったのですが、今度は取っ手の部分が引っこ抜けました。

    スチールは取っ手内にクッションのスプリングが入ってるんです。
    IMG_9138.jpg
    分解してみると、タンコブを止める白い筒状のものが壊れていました。
    部品を取り寄せるのも、時間とお金がかかるので、ありあわせのもので修理しましたよ。

    現場に置いておいたら、誰かが使ったらしいのですね。
    この程度だと別に恨みはしませんが、人の道具は黙って使っちゃいけませんね

    ちょっとノウハウ
    ●スターターロープは、少し引いて引っ掛かりを確認してから強く引くんですね。
    そうしないと衝撃が強すぎて、他のトラブルも発生することがよくあります。

    ●ついでに、取っ手内のスプリングは何のためにあるのか?
    これは、エンジンを止めたときに、反動でスターターロープが引っ張られます。この衝撃を和らげているんです。なかなか考えられていますよねえ。

    ●スプリングが入っていないものは、取っ手を手で引き出し持ってからエンジンを切ります。つまり手で衝撃を吸収するわけですね。



    バカになった穴直しの道具がやっと揃いました。
    IMG_9132.jpg
    左からヘリサートリコイルキット、タップセット、ボルトです。
    全部で6千円ほどかかりましたよ。これでマフラーを止めるシリンダー穴の補修ができます。

    ヘリサートのパーツ
    IMG_9133.jpg
    上から、下穴ドリル刃、タップ(5ミリ0.8ピッチ)、コイル挿入具、リコイル、ツメ折具です。
    この順番に使っていきます。

    ネジ穴補修の原理です。
    IMG_9135.jpg
    ちょっと大き目の穴を開け、タップでネジを切ります。
    リコイル(スプリング状)の外形はタップの寸法です。内径はネジの寸法になっています。
    これを右回しで挿入すると、スプリングを絞る状態で入っていきますので、クルクルと入ります。ただし、逆方向に回して抜こうとしても、スプリングが広がるので抜けません。一発勝負ですね。
    まあ、抜き取る冶具もありますがね。

    マフラーの左穴が修理したものです。
    IMG_9137.jpg

    じつは、長めのボルトを仕入れたのです。うまくいけば、5ミリのタップだけで大丈夫かと思ったのでした。
    しかし失敗です。奥の方にしかネジが切れませんでした。
    止まることは止まるのですが、ちょっと頼りない。強く締めたらまたバカになっちゃいましたよ。
    で、やり直しとなったのでした。いやはや。

    このヘリサートって古いバイクや車などのレストアでよく使われるんですね。
    まあ、結構かかったけど、シリンダーを交換するよりは安く済みましたよ。
    もう、トラブルは終わりにしてほしいねええ。

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    最終更新日 : -0001-11-30

    Comments







    非公開コメント

    亀さん

    何でもやってみりゃできるもんですね。
    ときどき失敗もありますが、これも経験ですね。

    亀さんのキョーリツも治るといいですね。
    2011-05-25-07:19 あかじい
    [ 返信 ]

    素晴らしいv-424
    実はわたしも焼きついたキョーリツを修理中です。
    時間がないので悪戦苦闘してますがね。
    2011-05-24-21:57 亀仙人
    [ 返信 ]